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2018年03月14日

ティッツ監督の「新たなスタート」。ホルトビーにはチャンス到来?

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ハンブルクのトップチームの監督としての最初の練習を、火曜午前から取り仕切ったクリスチャン・ティッツ監督。声高に指示を与える様子がみられており、就任会見の席では集まったジャーナリスト達の前で、決してビッグマウスを口にするわけではないものの明確なメッセージを伝えた。

「新しいスタートを切る」という言葉が今回のコンセプトだ。「3年前にここのユースチームに導入するために取り入れた自分なりのサッカースタイルというものがある。そしてクラブはそれをトップチームっでも取り入れることを決断した。我々はよりボールをもち、そしてより多くのオフェンス面での打開策を見出すように取り組んでいきたい」

ユースでディレクターを務めるベルント・ペータース氏より、「サッカーをみせること」を求められた同監督は、これまでに展開していたハンブルクのサッカーとは全く異なるアプローチを残り8試合となった状況で導入。果たしてそれほどの急変を、既存の戦力で実践していくことは可能なのだろうか?

確かに守備面の強化の特化したベルント・ホラーバッハ前監督の下ではなかなか進展がみられなかったが、しかしながら昨季の後半戦でマルクス・ギズドル前監督の下で好転をみせたときのサッカーは、むしろカウンターサッカーだった。

しかしそれでも新指揮官の頭には疑問はなく、「我々にはクオリティをもった選手たちが揃っている。そしてうまくいっていない部分があれば、当然そこはうまく調整をはかっていくことになるさ」とコメント。

なお最初のトレーニングでは、U21から5選手を追加し、合計29選手で行われていた。「これにはいろんな理由がある。クオリティがあるからいる選手もいるし、プレースタイルをよく知っているからいる選手たちもいる。それに定位置争いを激化させる狙いもある」とティッツ監督は説明している。

ただし木曜日には22人にまで絞る考えも示しており、「そうじゃないと意味もなくなってしまうよ。ただどの選手たちにもフェアにチャンスはある」と言葉を続けた。「過去にどうだったかとか、そういうことは一切関係ない。ここにいる選手たちには土曜日のヘルタ戦でメンバー入りするチャンスがある。」


そこには長きにわたって構想外となっていたルイス・ホルトビーも含まれており、シャルケ時代に個人トレーナーを務めた経験もあるティッツ氏は「ルイスがいい役を担ってくれればとは思っているが、しかし話したように他の選手と同様に彼もアピールしなくてはならない立場だよ」と強調した。

これからハンブルクの首脳陣は、ティッツ監督にわずかに残されたブンデス1部残留への夢を託すことになるのだが、ティッツ氏は「とても難しい状況だ。それは順位表をみればわかること。それでもそこからあまり影響は受けすぎないし、土曜日の結果次第ではまだ状況が好転する可能性があることもわかっている」と意気込みをみせた。

 


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