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2018年04月16日

ハンブルク:現実と希望の狭間

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奇跡の1部残留を果たすため、ハンブルガーSVとしては週末のホッフェンハイム戦では是が非でも、勝ち点3を敵地で獲得して帰途につきたいところだったのだが、前回のシャルケ戦での勢いをあまり見せることができずに敗戦を喫るする格好となった。

そこでハンブルクは個人による2つのミスを犯しており、まず先制点の場面ではファン・ドロンゲレンがセルゲ・ニャブリとの1vs1で曖昧なディフェンスの隙をつかれ、その後は今度は主将の酒井高徳が、右サイドでニコ・シュルツに突破を許し、追加点を奪われる結果となっている。

しかしこのことについて、特にクリスチャン・ティッツ監督が選手たちを責めることはなく、むしろこの試合に臨んだその姿勢への評価を強調した。「後半では選手たちは敗戦を免れようと懸命にプレーしていたよ。リアクションはみせていたと思う。」しかしこれでリーグ戦残り4試合となってしまったことによって、「状況がよくなったということは当然ないがね」と言葉を続けた。

またベルンハルト・ペータースSDは「ここまで不安定な状況、自信を持てない状況であれば、数ミリの判断の遅れも生じてしまうもの」と理解を示し、「前半に関しては早くプレスを仕掛けていくという点で、確信を全く持てずにプレーしていた。大きく距離をあけてしまっていたね。すぐにまたミスが起こってしまうのではないか、と不安にどんどん駆られていってしまうんだ」とコメント。

特に特に中盤で先発起用された若手MFシュタインマンについては、相手FWクラマリッチに容易にボールを持たれ、中盤で思うようにボールを回されてしまうなどハンブルクは問題を抱える結果になったが、ギデオン・ユングは「タイミングを掴みきれなかった。そこでホッフェンハイムがいいプレーをみせてしまったんだ。もっとうまく相手をとらえていきたかったのだが。ただ選手個人どうこうということではない。チームとしてうまく対応できなかった。彼はたったひとりのボランチであり、僕たちがもっとカバーしていかなくてはならないんだ」と、シュタインマンを擁護。

セヤド・サリホヴィッチは「これでがっかりしてはいけない。今回の敗戦で何かが変わったということでもないんだ」と強調し、むしろここ数週間でみせているプレー面での改善について目を向けるべきとの考えをみせ「ここ数週間の戦いは僕たちに希望を与えるものだ。確かに今回はいいシグナルを送ることができなかったけど、でもフライブルク戦では是が非でも勝利を収めたい。」と意気込みをみせている。


 


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