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2018年07月27日

酒井高徳に舌を巻く指揮官「他の選手が悪いわけでなく、ゴウが凄い」

Hamburger SV
ハンブルガーSV
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 今夏ロシアで行われたワールドカップに参加していた酒井高徳。ハンブルクへと戻ってきたばかりだが、しかしその翌日にはいきなりチーム練習の中に参加していた様子をヴェルト紙が伝えた。

 「またチームメイトといっしょにやれるのは良いものですよ」そう明るい表情を見せた酒井は、いきなりのチーム練習参加について「ここのところパーソナルトレーナーと一緒にフィットネス面で取り組んでいましたから」とコメント。

 しかしクリスチャン・ティッツ監督は「決して他の選手が悪いとかそういうことでなく、これはすごい。見たことないよ。ゴウは非常に規律ある選手だ」と舌を巻いた。指揮官は酒井高徳について「静かなリーダーだ」と表現。「例えば練習場にくると、彼はよく若手選手に声をかけている。あまり目立つわけではないかもしれないが十分に存在感をみせているよ」と語っている。

 なおその酒井は昨シーズンいっぱいを最後の主将の座をゆずっているが、その背景についてティッツ監督は「昨シーズンの最終戦後に、酒井からもっと檄を飛ばすタイプのキャプテンの方が良いのではないかと打診があった」ことも明かした。

 一方の酒井は、「それで別に大きく変わることはありませんし、役割として大差はないと思っています。若い選手には昨年と同じように接していますし、ポジティブな雰囲気をもたらしていきたい。それでチームとして成長していけると思います」とコメント。

 「自分への重圧を軽くするわけではありませんよ。良い意味で自分を追い込んでいきたい。自分に対して求めているレベルは高いものがありますし、良いパフォーマンスをみせてぜひ期待に応えていきたいと思います。」と言葉を続けている。

 なお今夏のロシアワールドカップで日本代表は、ポーランドやセネガルを抑えて決勝トーナメントに進出。惜しくも今大会3位と飛躍をみせたベルギーに敗戦を喫したものの見事な善戦を披露。さらにピッチ内でのパフォーマンスのみならず、日本代表のファンたちの試合後の片付けという部分でも好印象を残した。酒井は日本代表のベンチも来た時のように綺麗にしてその場を後にすることを述べつつ「僕たちにとっては当たり前のことです。僕たちのカルチャーですね」とコメント。

 ただ酒井高徳は、今大会を最後に27才という若さながら代表引退を決意したが、その真意については「ベンチに座り続けたいとは思わなかった」と述べており、「むしろそういった場所は、若い選手へとゆずるべきだと思います。そのことが彼らにとって良い経験になっていきますから」と説明。これからはまずは、ハンブルクの1年での1部昇格を目指しブンデス2部での戦いに挑む。


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