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2017年11月10日

あれから八年、人々の心に残り続けるドイツ代表GKロベルト・エンケ

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ロベルト・エンケがこの世を去って、ちょうど8年の月日がたった。しかし彼の存在は選手としてのパフォーマンスのみならず、人として残してきた功績からも決して忘れ去られることはない。

ロベルト・エンケは生前、人種差別問題や動物保護、さらに心臓病を抱える子供たちのサポートにも尽力した。それは自身の娘ララが、同じ病でこの世を去ってしまった経験があったからだ。「そのため私たちは大学病院に、同じ病で苦しむ家族に、最後の瞬間は家族だけで過ごせるよう配慮してもらえないかという提案をしました」と、妻のテレザは自身のブログにて綴った。

そして現在ロベルト・エンケ基金では、うつ病に苦しむ人々や、心臓病に苦しむ子供たちを援助しており、2004年から2006年の間、ハノーファーで共に戦ったペア・メルテザッカーは、そのロベルト・エンケ基金のサイトにメッセージを寄稿。「若い僕に信頼を与えてくれた。僕の成長に大きく寄与してくれたのは、まぎれもなく彼の存在だった」と感謝の気持ちを寄せている。

その一方で、、ドイツ中に大きな衝撃が走ったエンケが自らの命を絶ったことについては、その2009年にドイツ代表としてエンケと3試合戦っていたものの、全くそのことの気づかなかったことを明かしており「僕にとって彼は明朗活発で、合理的な考えを持った人に見えていた」という。

なおロベルト・エンケ基金ではフィジオセラピストと結ぶネットワークも構築しており、妻のテレサ氏は以前、「恥ずかしさなどを持たずに」病気について語れることが重要なステップだとし、「ロベルトと私は、この病気について誰に声をかければいいのか、わからなかったんです。」と語った。

ハノーファー地方裁判所が50+1%ルールを支持



先日にハノーファーの相談役会会員であるラルフ・ネスラー氏が、ハノーファーで会長を務めるマルティン・キント会長が半数以上のクラブ運営会社の株取得の特例認可を請求していることへの破棄を求めていた問題で、ハノーファーの地方裁判所はこの訴えを却下。改めて50+1%ルールの法的支持が鮮明となる結果となった。


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