ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年04月06日

ホルスト・ヘルト氏が、グリンデル連盟会長と舌戦を展開

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ハノーファーが行ったビデオ判定に対する批判を一蹴したドイツサッカー連盟のラインハルト・グリンデル会長。しかしこれに対して、ハノーファーでマネージャーを務めるホルスト・ヘルト氏が反論を展開するのにさほど時間はかからなかった。

なんという偶然だろうか。ハノーファーで行われたトークイベントに参加したグリンデル会長は、そこでハノーファーがニクラス・フュルクルークのゴールを、ビデオ判定の末にオフサイドと判断されたことへ批判を呈したことに対して「ビデオ判定技術というものは、オフサイドの是非を問うものであり、審判員のミスを粗探しするための道具ではない」と一蹴。

むしろビデオ判定技術の導入に伴い、ブンデスリーガにおけるミスジャッジは「著しく減少した」との考えを示している。ただし今回のゴールシーンと、さらにハノーファーが指摘したバイエルンのロベルト・レヴァンドフスキのゴールがビデオ判定とならなかった場面についてはチェックはしておらず、あくまでDFB審判員協会会長「ルッツ=ミヒャエル・フレーリヒ氏に確認している」と述べた。

これに対してハノーファーでマネージャーを務めるホルスト・ヘルト氏はまず、そのフレーリヒ審判員協会会長と「とてもいい電話での話し合いを行った」ことを明かし、「まさにこうあるべきというものだったよ。相手の意見を尊重しつつ、意見を示していく。素晴らしいものだったさ」とコメント。

その一方でグリンデル会長が、トークイベントで語ったことについては「上から目線での発言だ」と指摘し、「不適切だ!どうやれば、ああいった立場の人間がこんなことをできるのかと思うね。全く何も響かなかったよ。私が鈍いのかもしれんが。ただ思うことは、もしもこれがバイエルンで起こっていたことなら、果たしてグリンデル会長は同じ発言をしたのだろうか?ということだよ」と語っている。

さらにグリンデル会長が、問題のシーンを見ずに発言していたことについても言及し「本当なのか」と一言。「確かにフレーリヒ氏は間違いなく能力をもった、自身の考えをしっかりと示すことができる人物ではあるがね」と言葉を続けた。

またグリンデル会長が今回のワールドカップから、ビデオ判定によってオフサイドのラインが示されることを例にあげ、これの導入をブンデスリーガ全体が拒んでいると発言を行っていたが、このことについてもヘルト氏は真っ向から反論している。

「そんなことは記憶にもないね。問題というのはそれ自体が承認されなかったということだ。だから採用できないのだよ。イタリアでは別のやり方によって導入されてはいるがね。だが我々ドイツ人は導入していないということ。おそらくは全ての関係者にとって助けとなるような、重要なツールになるだろうがね。他の国では導入では簡単なのだが、我々ではもちろんそう簡単にはいかないのだよ」


 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報