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2018年07月19日

浅野拓磨が再びアピール、テストマッチで見事なダメ押し弾

Hannover 96
ハノーファー96
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短い距離を動き、素早く多くのパスを供給する。このブライテンライター監督が目指すサッカーを、この日のハノーファーの選手たちは実践へと移していた。4−2−2−2システムの中でDFから前線の深い位置へと好パスを連発。そこで特にオフェンスで良い動きを見せていたのが若手リントン・マイナだった。

しかしながらこの日ハノーファーが見せた得点力は、むしろセットプレーからとなった。ピルミン・シュヴェグラーのCKからDFヴァルデマール・アントンが頭で合わせて先制。その後もサレンレン・バゼーが近距離で決めきれないなど、チャンスはあったもののなかなか決めきれず、孤立したりうまく息が合わないなどといった、テスト期間での下位チーム相手に練習の一環としてみられる典型的な姿が見受けられている。

ただこの試合で1つの不運な場面がみられた。試合前から背中に痛みを抱えていた米国代表FWボビー・ウッドが、前半11分にそれが臀部付近の筋肉にまで広がったことで交代。ブライテンライター監督は「試合の中で、スムーズに走れていないことを気づいた。彼は良くなっているし、やれるといっていたけど、しかしこの時期は決してリスクをおかすような時ではない」と説明。

そして選手の大半を入れ替えた後半では、中盤を形成したウォレスとフォッスムが相手を支配、ゴールから遠ざけるパフォーマンスをみせている。

その一方でオフェンスの方では、引き続きなかなか得点を決められない時間帯が続いており、ババカル・グェイェのループはライン側でヘディングで弾かれ、ウッフェ・ベックの至近距離からのシュートはGKに阻まれた。さらに試合終了間際のCKから、ケヴィン・ヴィマーのヘディングは惜しくもゴール脇へ。

だがここで見事なプレーが飛び出す。後半88分に中央からの個人技で突破した、浅野拓磨が見事なダメ押し弾。これでハノーファーは2−0で勝利をおさめた。試合後、ブライテンライター監督は「激しい準備期間の中で、とてもしんどい時期にある。重要なことはそれでも、いいポゼッションがみられ、そして疲労していたにも関わらず精力的にプレスをかけてくれていたことだ。さらに再び無失点に抑えることができたよ。ただ得点チャンスはかなり多かったものの、それをあまりいかせていなかったというのは、集中力にも絡んだ問題だと考えている」と振り返っている。

ハノーファー: チャウナー – コルブ (46. ゾルク), アントン (46. ヒューバース), エレス (46. ヴィマー), オストルチョレク (46. アルボルノス) – バカロルツ (46. フォッスム), シュヴェルラー (46. ウォレス) – サレンレン・バゼー (46. ベック), マイナ (46. フュルクルーク) – ベブー (46. クェイェ), ウッド (11. 浅野拓磨)

得点: アントン (11.), 浅野拓磨 (88.)


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