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2018年08月05日

ウディネーゼとの連戦で原口元気がvs主力組に、浅野拓磨はvsサブ&若手中心チームで出場

Hannover 96
ハノーファー96
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 土曜日にハノーファーは、ウディネーゼとのテストマッチ2連戦を敢行した。日本時間22時から開始となった、バックアップと若手中心のウディネーゼ相手の先発には浅野拓磨が登場。相手はハードなプレーを見せてはいたものの、守備についてはあまり求められることはなかったのだが、そのなかで若手サレンレン・バゼーとマイナの両ウィングが好パフォーマンスを披露。28分にはオスチョレクからのセンタリングを頭でバゼーがつなぎ、最後はゴール前のウォレスも頭で合わせて均衡を破る。

 さらにその4分後には同じくバゼーが、GKチャウナーからのロングボールを胸でトラップしながら相手との競り合いを制し突破。再びペナルティ・エリアに侵入し、最後は鋭いグラウンダーのボールをゴール前に供給し、この試合で幾度となく精力的な走りをみせていた浅野拓磨が詰め追加点をあげている。さらに若手ヴェイダントが44分には足、48分には頭でゴールを重ね、75分には浅野拓磨が獲得したPKをきっちり決めたウォレスと共にこの日2得点。

 特にこの試合でアピールをみせた選手としてあげられるのは、若手ウィングコンビを形成したマイナとサレンレン・バゼーをあげることができるだろう。新戦力のい浅野拓磨も試合の大部分で生き生きとしたプレーを披露。またウォレスは中盤での視野の広さとオフェンス面でのパワフルさをみせ、特に怖さのなかったバックアップと若手主体のウディネーゼから難なく勝利をおさめた。

 日本時間26時からは、今度はウディネーゼの主力組とのテストマッチを実施。ここでは原口元気が左ウィングとして先発出場している。この試合でハノーファーは長時間に渡り、明晰なプレーと我慢強くボールを回し穴を模索する姿がみうけられ、25分には原口元気を起点に、素早くフュルクルーク、そして最後にペナルティエリアに侵入したベブーへと繋いで先制。この試合でフュルクルークと共に2トップの一角をになったボビー・ウッドは、これまでよりもフレッシュな印象を残しており、逆にウィングコンビを形成した原口元気とベブーについては全体的にスピードの不足が感じられた。

 また守備に関してはうまく組織化され、繋がりをもった守備はうまく機能。ただしオストルチョレクとの先発争いで抜け出しつつあるアルボルノスについては、ポジショニングや対人戦でおざなりなプレーを露呈する場面があり、また自陣のPA内では相手の高さにうまく対処できないところも。ただ総じて見てハノーファーのプレスが、ウディネーゼにロングボールを強いる形での試合展開が見受けられている。中盤からの素早いカウンターやセットプレーなどで良いプレーをみせていた、この試合でボランチコンビを形成したシュヴェグラーとフォッスムだったのだが、共に対人戦やボール奪取という点ではタフなディフェンダータイプではなく、その前の試合で出場していたウォレスがこの先発争いに割って入る可能性はありそうだ。

 後半に入って、あまりカウンターの機会がなくなったことで、ビルドアップにおける2トップの存在感は薄れることになったのだが、それでもフュルクルークがシュヴェグラーのロングパスからコンビネーションをみせウッドへとつなぎPKを獲得。これをフュルクルークがしっかりと決めて追加点をあげている。試合後、アンドレ・ブライテンライター監督は「2試合ともに素晴らしいテストマッチだった。満足しているよ。選手たちは最後まで戦う姿をみせていた。とても精力的だったね」と評価した。


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