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2016年09月12日

原口元気の成長の理由について、指揮官「大きな信頼と使い続けること」

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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現在の原口元気の活躍を目にするダルダイ監督の頭には、就任当初にTV画面で見たあの光景が思い出されることだろう。

2015年2月。夏に浦和から加入した原口は、いきなり開幕戦でアシストを記録するも、負傷の影響もあって得点に絡めず、第8節以降はベンチスタートが増えていた。

そんな中でルフカイ監督解任に伴い、ユース監督からトップチームへと昇格したダルダイ氏は、就任当初に原口元気が「得点やアシストをしている」DVDをチェック。それから原口と食事の席で話し合うなど積極的にコミュニケーションをはかり、第25節では原口を、6試合ぶりにしかも先発として起用したのである。

それに原口も得点という形で期待に応え、ダルダイ監督はその後も守備に関する指示を出しやすくするため、自身の側でプレーするよう前半は右、後半は左サイドで起用するなどして工夫。その結果、原口はその精力的なプレーでチームの守備に規律をもたらし、ヘルタ・ベルリンの主力を担うところまで飛躍した。

しかし得点に絡むという点では物足りなさが残る結果にもなり、移籍初年度は1得点1アシスト。ほぼ全試合で出場した翌シーズンでも、原口は得点2アシスト3という結果で幕を閉じることになる。

player_genki_haraguchi_0104「本当の元気」を見せはじめた原口


そんな原口に対して、ダルダイ監督は「元気はもっと得点力を身につけていかないと」と指摘、原口自身も「もっと得点しなくてはならない」と課題を挙げた。

そして開幕戦のフライブルク戦で2得点に絡む活躍をみせると、続く第2節インゴルシュタット戦ではさらに2アシストをマークする活躍を披露、2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍をみせており、どうやら原口はダルダイ監督曰く「サッカー選手としての”本当の元気”」を示しているようだ。

その理由について、ダルダイ監督は原口の成長のためにとった戦略が功を奏したと考えており、「昨シーズン、我々は彼に非常に大きな信頼を寄せ、そして非常に多くの出場機会を与え続けたんだ」とコメント。その結果、原口は守備への貢献を決しておざなりにすることなく、さらに効率的に得点に絡む成長をみせており、「今の元気は、非常に良いウィンガーの一人だよね」と目を細めている。


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