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2016年10月22日

今季飛躍の原口「妻の支えがあってこそ」

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地元紙ベルリーナー・クーリエは、ヘルタ・ベルリンでの3年目に大きな飛躍をみせる原口元気の特集記事を掲載した。

2014年に浦和レッズからヘルタ・ベルリンに加入した同選手は、「まずブンデスになれる必要がありました。ブンデスというものを学ぶ必要があったんです。ずっとスピードがありますし、対人戦にとてもハードに臨む。日本ではそこまでではありませんでしたから」と振り返り、そこで大きな助けとなった、浦和時代から知る細貝萌に対して感謝の言葉を述べている。「ハジさんには本当に感謝しています。加入当初は本当に助けになってくれました」

だがその細貝は間も無くして移籍。今は特に、守護神ルネ・ヤースタインと仲が良いとのこと。「彼とよく食事にいきます。ただオーダーはいつも彼がしてうて、もっぱらステーキですね」

なおダルダイ監督の印象については、「とても厳しさをもった人ですが、それだけでなく大きな愛情ももった人です」との見方を示しており、「僕は褒めて伸ばしてもらうというより、どちらかというと叱咤激励を必要とするタイプなんですよね」と語った。

ここまでヘルタでの3年間で決めたゴールは3つながら、最近では日本代表でのワールドカップ予選で、2得点をマーク。しかし原口は「代表ではCFですし、チャンスはもっと多いです。ヘルタでは本職でプレーしていますし、次の試合で得点を決めたいですね」と意気込みを見せる。

この得点宣言に、同紙は”遠慮深い日本人選手にはあまり見られない”発言に驚きを感じたが、さらに原口は「タフに取り組んで、ピッチでみんなとの息があって、チャンスを作れれば、ゴールは自然とついてくるものだと確信していますから」と言葉を続け、「守備について多く取り組む必要がありました。それは今はとてもうまくいっていると思います。オフェンスでの対人戦でももっと確信をもっていけていますしね」コメント。あらためて”原口は日本人選手らしく、規律を重んじ精力的に取り組む選手だ”との評価を掲載した。

また今夏に筑波大学で「フィジカル面での特別プログラム」をうけたことも、今季の飛躍に影響を与えた要因の1つとしてあげられるだろう。そして同じく妻のるりこ夫人も、今夏に栄養に関する特別プログラムを受けていたことを、原口は明かしている。

「日本の栄養士さんからレシピを送ってもらって、それで料理を作っているんですよ。それは和食だけではありません。ピッチでより良いプレーができるのは、彼女の日々の支えがあってのことです」

そう夫人のことを話す原口について、ベルリーナー・クーリエ紙は、”特に目を輝かせていた”との印象も併せて掲載した。

一方で、今季飛躍をみせる日本代表MFとヘルタとの契約は2018年までであり、同紙は”延長を目指すことになんら疑問もない”としながらも”他クラブからの関心も寄せられている”とも指摘。

このことについて、原口は「ヘルタでとても居心地よく過ごしていますけど、サッカーでは一気に変わってしまうものでもありますしね」としながらも、「でももしマネージャーのプレーツ氏がすぐに話し合おうということであれば、それに反対する理由はありません」と語っている。

先日は今夏に移籍も囁かれた大迫勇也が、原口と同様今季に大きな飛躍を遂げ、一転して今季までの契約を2020年まで延長したばかりだ。


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