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2017年09月21日

ホッフェンハイム、再び大味な展開となった試合を決めたのはマインツキラーのウート

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マインツvsホッフェンハイム戦は、またしてもスペクタクルな展開となった。前回の対戦では、マインツが4−1と3点のリードを奪うも、ジュリオ・ドナティの退場をきっかけに猛攻を仕掛けてきたホッフェンハイムが、最終的には4−4と痛みわけのドロー。

試合前には、ユリアン・ナーゲルスマン監督は「前回よりも安定したパフォーマンス」を期待していたのだが、結果的には互いに合計5得点をあげる乱打戦が再び見え荒れている。

開始早々にラッツァのゴールで先制したマインツは、その勢いに乗り前半16分に武藤嘉紀がDF3人を交わして華麗な追加点をマーク。ラッツァは「開始から20分は、本当にとてもいいプレーだった。ホッフェンハイムにつけいる隙を与えていなかった」と述べ、一方相手FWマルク・ウートも「開始からマインツが強くプレスを仕掛けてくることはわかっていたけど、それを止められなかった。だからコンパクトに構えるスタンスに変えたんだよ」と振り返った。

そこで4−5−1システムから3−5−2システムへと変更したナーゲルスマン監督は「試合をつかめていないという印象だった。プレスは予想していたが、試合展開は予想外だったよ。しかしよし、昨年の戦いのようにやってやろう!と思ったよ」と説明。

そしてその判断は即座に功を奏することになる。前半23分にナディーム・アミリが豪快なミドルシュートを突き刺すと、前半のロスタイムでワグナーが同点弾を決め、ホッフェンハイムはいい形で試合を折り返すことに成功する。「あれはとても重要だったね。覚醒した僕たちは、最後まで勝利を信じ続け戦った」と胸を張ったウート。

その結果、再びホッフェンハイムはロスタイムで、コーナーキックから一度はクリアしたボールをフォクトがダイレクトでゴール前に折り返し、そのウートがマインツ戦通算4得点目となる決勝ゴールを決めて勝負あり。「いい数字だよね。マインツ戦は楽しめるよ」と同選手は喜びをみせ、ナーゲルスマン監督は「両チームともに戦術どうこうではなく、気持ちの戦いとなり、我々は素晴らしい気迫を見せていいプレーを見せてくれた」と賛辞を送った。

「このタフな時期ではメンタルはより重要なものになってくる。後半は両チームともにオープンに望んでいたし、マインツは3・4のビッグチャンスがあったから、勝利のチャンスあったとはいえる。しかし我々も後半開始から20分は試合を支配していたし、この勝利はメンタル的に重要な時期だったよ」


一方で、マインツのマネージャー、ルーヴェン・シュレーダー氏は「サッカーの残酷な部分だ。ラッキーパンチに沈むなんて辛いよ。とてもいい戦いを見せ、力の限りを尽くしていたのに」と肩を落とし、ラッツァも「またしても敗戦してしまうなんて辛い状況だ。この試合は多くのチャンスがあったし、勝ち点を奪わなくてはならなかった」とコメント。

しかし守護神レネ・アドラーは「失点の場面では集中力を欠いていたし、簡単に許してしまっていた。このあたりははっきりとさせないといけないし、話し合っていかないと。こんな大味な試合は繰り返してはいけない。まずは守りから入ること。本来は2得点で十分じゃなくてはいけないんだ」との見方を示している。


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