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2018年08月18日

ナーゲルスマン監督「バイエルンの提示額にマンUの選手は一笑に付す」

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 果たしてブンデスリーガは、国際舞台においていかによりよくその存在感を示していけるのか。このことについて、ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督は考え方を変える必要性を訴えている。

「もしもマンチェスター・ユナイテッドでプレーする25歳の選手が、バイエルン・ミュンヘンから提示された内容を目にするとき、きっと笑わずにはいられないだろうね。だってそこにあるサラリーは、わずか半年で稼いでいるのだから」

そうクラブ公式雑誌に対して語った青年指揮官は、若手育成を改めて力を入れていく必要性を訴えており、「これまでのブンデスリーガとしてのユースセンターでの取り組みを見直すべきだろう。今はそれが少し、ルーズ担っているところがあるように思う」とコメント。

 「我々としてはもっと若い段階から、よりうまくスカウトを行なっていく必要があるし、クラブとしても若手選手の起用を躊躇しない監督が求められるよ。それこそが、ブンデスリーガの現状におけるファイナンシャル・モデルにマッチしたものなんだ。移籍市場においては、このまま対抗しつづけていくことは困難になっていくことだろう」と言葉を続けている。

 ただその中でナーゲルスマン監督は「才能があまりある若手選手を本来の年齢よりも上の世代でプレーさせること」について「決していいことではない」と一石を投じた。

 「どんなにその世代でベストの選手であろうとも、立場はあくまで後輩なんだ。上下関係はあるし、ボール運びなどの必要性もある。ただあまり自由にプレーできずに、むしろ周囲に合わせなくてはならないというのは成長には繋がらないよ。ここで生まれるのは世界を代表するスター選手ではなく、むしろ周囲にうまく調和できるタイプの選手ということになり、またチームでのリーダーシップという点でも学ぶことはできない」

 
  なおそのホッフェンハイムではルップ(前十字靭帯)、ガイガー(大腿筋)、デミルバイ(外側側副靭帯)、ビッテンコートとグリリッチュ(筋肉系の問題)、クラマリッチとノルトヴァイト(膝)、ヒュブナー(脳震盪)らが負傷するなら、さらにアミリが中足の手術のために離脱へと入ることも明らかとなっており「嬉しいことなんて、ちっともない。当然、アミリのようにいい状態にあった選手が離脱することはとても残念なことだよ」と指揮官。

それでも 「シーズンについてはとても楽しみにしている。厚い選手層を抱えているし、うまく対応することができるだろう。ドイツ杯初戦にむけても、いい準備ができている」と述べ、ドイツ杯初戦3部カイザースラウテルン戦を前に、「先発のイメージはできている。うまく準備できたという手応えはあるし楽しみだ」と意気込みをみせている。

 「ブンデスリーガのクラブと対戦する際と同じように準備を進めているところだ。だからしっかりとライブで彼らの試合を観戦しているし、我々としてはドイツ杯での目的を達成するために、しっかりと準備を行ってきたんだ」

 なおそのカイザースラウテルンの印象については 「ブンデス1部や2部でのプレー経験を持つ選手が在籍し、いいカウンターも行えるチームだ。二人の大型FWを擁しており、得点力もあるよ。クオリティをもったチーム」と述べ、「ただ不安をもって試合に臨むわけではない。格の違いをみせたい。それをみせるのが我々のタスクだ」と付け加えている。


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