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2017年12月20日

大迫所属ケルン、ルーテンベック監督が今季いっぱいまで就任「奇跡をめざす」

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大迫勇也が所属するケルンは、ここまで暫定監督を務めてきたシュテファン・ルーテンベック氏が、このままシーズン終了までチームの指揮を執ることを水曜日に発表した。先日マネージャーに就任したアルミン・フェー氏は、その理由について「彼と彼のスタッフの取り組みは納得のいくものだ。こんな時期のなかでうまく打開策を見出せていると思う。彼に信頼を寄せているし、だからこれからもこのコーチ陣でシーズンに臨む決断を下した」と説明。

一方のルーテンベック監督は、「ケルン出身の人間として、このクラブから監督としての信頼を得られたことをとても名誉に思うよ。それにこれは大きなチャンスでもある。このチームとともに、残りの後半戦17試合を全力で、奇跡の1部残留をめざして戦うよ」と意気込みを見せている。

今年からケルンのAユースの監督を務めていたルーテンベック氏は、第14節限りで解任となったペーター・シュテーガー氏の後を受けてトップチームへと昇格。その初戦フライブルク戦では、3点差をひっくり返されるつらい船出となったものの、続く王者バイエルン戦では0−1と奮闘。さらに前半戦最終節ヴォルフスブルク戦ではチームに今季初勝利をもたらし、昨日行われたDFBポカール16強では今季好調のシャルケ相手に0−1と善戦を演じた。

このことからもルーテンベック氏が、チームに対してインパルスを与えているという印象は感じられるものであり、さらにそもそも前半戦でわずか勝ち点6という状況からも、周囲から1部残留への期待感はそう高くないという部分もある。仮に1部残留という奇跡を達成できればそれでよし、そうじゃなくともマネージャーのフェー氏としては、この半年かけて熟考するための時間を得られ得るという、リスクの低さも今回の判断のプラスポイントとしてあげられるだろう。

なおこれまでルーテンベック氏はトップチームにて2回監督を務めており、2012年から2015年にかけては2部アーレンで監督を務め、2013年冬のトルコキャンプに参加した阿部拓馬を獲得。指導した経験をもち、さらにその後は同じく2部フュルトにて監督を務めたものの、こちらは半年を持たずして解任をつげられていた。


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