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2018年02月02日

後半戦「好調」の大迫勇也が風邪。指揮官「ギリギリまで待つ」

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金曜日に行われるボルシア・ドルトムント戦でも、恐らくこれまでと同じ先発メンバーで臨むことを考えているであろうシュテファン・ルーテンベック監督。しかしながら大迫勇也は風邪をこじらせており、試合を前日に控え出場が危ぶまれているところだ。

果たして大迫勇也は再びオプションとなることができるだろうか?「明日の朝の状態をみてみることになるさ」とルーテンベック監督はコメント。「今回は最終調整に参加しているかどうかが基準ではない。もしも遠征メンバーに加われなければ、自動的に欠場を意味することになるということ。勇也はここ数週間いいパフォーマンスをみせてくれているからね、だから我々は待つことにしたんだ」と説明した。


仮に大迫勇也が間に合わないという事態になれば、今冬加入のヴァンサン・コジエッロにチャンスが巡ってくる可能性が高いだろう。同選手に対して指揮官は賞賛の言葉を述べており、創造性をもった22歳のMFは「当然」先発候補の一人であることを認めている。

ルーテンベック監督は、小柄なテクニシャンが見せている成長に目を細めており、「今週はとてもいい練習ができていた。チャンスはある。もちろんだ」と言葉を続けた。なおケルンはこの試合で70周年記念ユニフォームを着用する。


フェー氏「テロッデのようなFWが必要だと直感した」



その一方で、前半戦では開幕から16試合で未勝利が続いたものの、後半戦では2勝1分と好調な出だしをみせているケルン。その躍進を支える立役者の一人が、今冬にシュトゥットガルトから復帰したジモン・テロッデだ。

昨年末にケルンのマネージャーに就任したアルミン・フェー氏は、、「彼の試合を数試合みて、すぐにうちに必要な選手はこのタイプだと直感したよ」と、kickerに対してコメント。昨季2部の得点王は、1部昇格を果たした今季は15試合でわずか3得点に終わっていたものの、ケルン移籍からは3試合で3得点を記録。

このことについて、フェー監督は決して驚きを感じているというわけではないようで、「彼はそこまでの決定機ではなくともゴールを決められる選手。そしてチームのために労力を惜しまない選手なんだ。守備面でね」と賛辞を送った。

シュトゥットガルトの首脳陣はテロッデの力に疑問を感じたからこそ、ヴォルフスブルクからマリオ・ゴメスを復帰させてテロッデを放出。しかしフェー氏は「長年コンスタントにいい確率をみせているし、2部でできたのだから1部でだってできるさ」との考えを示している。

試合前コメント


クリスチャン・クレメンス(MF:ケルン)「シュテーガー監督時代に重用されなかった理由はわからない。ただいまはチャンスを得ているし、プレータイムを必要としているということ。いまは監督からの信頼を感じることができている。もちろん決して容易な時間ではなかったさ。でも決してあきらめず、頭を下げることなく、常にチームのなかで取り組み続けてきた。多分それがいまは結果となってきているんだと思う。でも1年くらいの話だから、特に元指揮官との対決でどうこうということはないよ。僕にとっては普通の試合さ。でもどこか見返したいという思いはあるかもしれない。でもそれだけではないということだよ。これまでは時々チャンスをつかむという感じだったけど、今は毎週チャンスを得られている。その点でのやりやすさというのはあるね。シュテーガー監督は人としてはいい人だと思うんだけど…。今の僕たちはカウンターサッカーに集中していて、ここにいる選手を思えばそれはいいきっかけになっているような気がする。ドルトムントには前回は随分とやられてしまったけど、今は厳しい状態にあるしそれを活かしていきたい。僕たちはいい流れにある。もちろん自分たちのクオリティはわかっているけど、でも畏怖を感じて試合に臨むわけではないさ。ドルトムントの守備がそこまで安定していないことはわかっているし、カウンターで打開をはかっていければいいね。チャンスはあるし、どうしても勝利したい。そうすることで下から這い上がっていける。僕たち次第なんだ。これからの試合すべてが決戦だよ」


シュテファン・ルーテンベック(監督:ケルン)「ドルトムントはここ8試合で1度しか敗戦していない。だからドルトムントが危機的状況に陥っているという考えにとらわれることはしないよ。彼らは非常にいいチームなんだ。今はケルンが吹っ切れているから状態が上がったかって?それは間違った考えだ。ここの選手全員が大きな重圧を感じながら戦っている。我々にはブンデスの歴史の中で最弱となる可能性さえあったのだ。それを誰も望まなかったということ。非常にプレッシャーは就任初日からずっと感じている。ここの誰も吹っ切れてなどいないし、以前となんら変わることはない。重圧はとんでもないものがあるよ。しかし数週間前よりは、少しはポジティブになっているのもまた確かだがね。だがそれでどの試合も勝てるような気持ちになるものではないさ。映画のようになどいかないし、現実から目を背けることもできなんだ。どの試合も勝利なんてできるものではない。ただポジティブさをもっていかなくてはいけないよ。ドルトムント戦は次の決戦。シュテーガー監督とはそこまでの一緒に長くやっていたわけではないし、私としてはドルトムントのような強豪と戦えることを楽しみにしている。彼らは数年にわたってブンデス2番手であり続けているチームだ。我々の状況は決していいものではない。勝ち点が必要なんだ。まだ最下位にいるんだよ。そんな勝ち点だって必要としている。そしてここでの戦いはかつての指揮官との対戦ではなく、ソクラテスやトプラクらを相手にどう我々が戦っていけるのか、そこが重要になるんだよ。だからこういうことは周りで見ている人たちのほうが、現場の人間よりも気にしているものなのさ。」


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