ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年07月07日

前回はトラップ、今回はレノの後を継ぐ”スパイダー”フラデツキー

Bayer 04 Leverkusen
バイヤー 04 レヴァークーゼン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


これからバイヤー・レヴァークーゼンの守護神を務めることになる、ルーカス・フラデツキー。移籍金なしでアイントラハト・フランクフルトから加入した28才のGKは、今夏に移籍金2500万ユーロでアーセナルへとわたった、ベルント・レノの穴埋めを担うことになる。そんなフィンランド代表が語る…


…レヴァークーゼンでのドイツ杯における野心:「(フランクフルトでの優勝は)本当に素晴らしい気分だった。レヴァークーゼンはしばらくタイトルから離れているけど、ドイツ杯で飛躍することができればとおおう。まだ一緒に目標とかについて話しているわけではないんだけど、でもドイツ杯決勝に進んでもおかしくはない力はあると思うよ」

…レヴァークーゼン移籍を決断した理由:「理由はたくさんある。フランクフルトでは手にすることができる成功を得られたし、次に進むタイミングにあったということ。そしてレヴァークーゼンからはほぼ1年前からコンタクトをとってもらっていて、そしてベルント・レノが移籍する可能性がでてきたということ。それは僕にとって興味深いものだった。ティールGKコーチといい話し合いができたし、ベルント・レノとも個人的に話を聞いているよ、ここでどんな感じなのか。まぁ、あえて(このクラブの良さを)僕にアピールする必要もないさ。それ以前から、このクラブについてはいい話を耳にしていたし、かなり早い段階からここに来たいという気持ちは固まっていたよ」

…フィンランド代表で同僚のポーヤンパロが在籍:「ジョエル・ポーヤンパロからは、レヴァークーゼンについていい話しか耳にしていない。でも僕がここに移籍するというのは、前から知っていたというわけではないんだよ。今年の3月に、僕にどこにいくつもりなの?って聞いていたくらいなんだから」

…最悪の場合、レノが残留する可能性もあった:「そのリスクは確かにあった。でもそれで移籍の気持ちを揺るがすものではなかったよ。もしもそうなっていたら、僕たちは先発の座を争っていたということ。ただそれはいいクラブの中ではつきものさ。いま在籍する3人のGKそれぞれが出場に値する選手たちだ。ただ移籍が成立したことで、レノにとっても僕にとってもウィナーになったということ。そうなってほっとしているし、そうじゃないと本当にハイレベルな定位置争いを演じる結果になっていた。うまくいったことは両者にとってよかったことだよ」

…フランクフルトではトラップ、今回はレノの後継に:「大きな穴埋めを行うことになる。それはフランクフルトではうまくいった。でもレノは7年にわたってブンデストップクラスのGKだった選手。今回の穴の方が大きいかもしれない。でも彼のように僕自身もファンから思われるようになりたいと思うよ。ただフランクフルトの入団会見でも口にしていたように、僕はあくまで僕自身の道を歩んでいく。それが気に入ってもらえたらと思う。いいつながりを構築して、楽しい時間をすごしていきたい」

…移籍金を残さずに高く評価されたフランクフルトを後に:「それは決して容易なことではなかった。契約最終年度に入ることは、だいぶ早い段階から意識していた。こういうことにはなかなか準備できないものだよ。あれだけいいクラブを後にすることは少し悲しいものがあったさ。僕もクラブの顔の1人を担っていたわけだしね。でもタイトル獲得という形で、チームを後にできるというものほど、素晴らしい別れかたもないと思う。」

…コペンハーゲンにつづき、フランクフルトでも自身の後継者となったレノウについて:「(自分の契約が切れる)5年後にレヴァークーゼンでも後を継げるといいね(笑。チーム内のケミストリーを考えたときに、彼がいい選手かどうか僕自身にも聞かれたよ。僕はただ彼を推すだけさ。いい言葉しか、彼についてはでてこないよ」

…レノは昨季わずか34失点:「あまりスタッツを意識するわけではないんだ。チームの目標の方が重要だよ。レヴァークーゼンはおしくも、CL出場権を逃してしまった。これから話し合う必要があるけど、でも多くの人がそこへの復帰を念頭に入れていることだろう。トップ4に入れれば、いい成長を見せているといえるだろうさ。あと個人的には3年連続でドイツ杯決勝に立てるとうれしいね。それを経験した選手はそういないだろう」

…クラブから愛される存在に:「それは具体的に掲げるような目標ではなく、自然についてくるものだ。もしもポジティブなエネルギーをファンに感じてもらえれば、あといいパフォーマンスをみせることができれば、それにむけてのプラス材料にはなるだろう。それがこれまでのキャリアではできていたということ。どこのクラブからも愛してもらえた。できればここでもうまくいけばと思う。もちろんでも僕やチームがどういうパフォーマンスをみせるかだけどね。ちょうど今、パフォーマンスを受けたところだけど、その結果はチーム内でベストというわけではなかった。まぁ、ボールをキャッチする人間にとっては大した問題ではないさ(笑」

…改善点:「それはたくさんあるよ。そもそもどのGKだって学んでいくものなんだし。ボールをもった時からのビルドアップは、ここレヴァークーゼンではうまく対処できないといけない。それに全体的にいえることだよ、ペナルティエリア内での存在感を増すこと、高いボール、ロングボール、センタリングなどへの対処もそうだ。僕はまだ完成された選手というわけではない」

…「クモ」というニックネームについて:「フランクフルトでついたニックネームだ。手足が長いのでね。ただ8本ではなく、4本しか使えないけど。まぁ、僕にとってはこれで十分かな」

…針金のような体をされています:「そういえるかもね。自分にはこれが合っているんだ。確かに以前には筋肉をつけようとした時期もあったけど、でもたぶんあまりよくなかったと思うんだよね。デンマークにいたときはすこしゆっくりと取り組んだんだ。それで以来、僕はキャリアをはじめてから怪我をせずに住んでいる。特に自分に不足を感じるわけでもないし、サッカー選手として200kgのダンベルを上げられる必要も特にはないさ。自分の体のことはわかっているし、うまくいっているうちは、特別な筋力トレーニングは必要ないと思うよ」

…レヴァークーゼンの守備力について:「多くのクオリティがある。まずは僕は選手たちがどう考え、どうチームが機能しているのかを学んでいかないと。8月のおわりまでには機能させるようにする」

…ワールドカップ出場という夢:「それは僕が掲げる1つの大きな目標だ。フィンランド代表として1度大きな大会に出場したい。それがまだ実現していないのはとても残念なことだけど、でももしかしたらそれは一人の悪いゴールキーパーのせいかもしれないから…。」


  • ブンデスリーガ・各チーム情報