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2016年03月05日

バイエルンを撃破したマインツ、好調の理由

1. FSV Mainz 05
1. FSVマインツ05
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総走行距離はブンデス2位

昨年2月17日に就任した際に、「ブンデスで最も走るチームにする」と宣言したマルティン・シュミット監督。その言葉通りマインツは、今シーズンはハンブルクに次ぐ2番目の総走行距離、125.26kmを走破しているところだ。


マインツのプレスを完成

当然ただ走るだけではない。マインツの選手たちはインテリジェントな動きをみせ、5バックで臨んだ水曜のバイエルン戦では、まるで網にかけるかのようにパスコースを塞ぎ、絶妙なタイミングでダブルチームを仕掛けてみせている。


前半戦ではトゥヘル前監督のサッカーを踏襲した、高い位置でのプレスが目立っていたマインツだが、今はそこまでの印象を受けることはない。シュミット監督は細部まで磨きあげ、マインツのプレスを完璧なものへと仕上げていったのだ。


マリと「キャノン砲」

またオフェンスに目を向けてみると、昨夏にシュミット監督は「4本のキャノン砲を搭載した」と表現。この4本とは現在負傷している武藤嘉経、2部1860ミュンヘンにレンタルしたバイスター、シャルケからレンタル中のクレメンス、そして今季14得点に絡む活躍をみせるハイロ・サンペイロであるだが、特にハイロはバイエルン戦でも、野獣のように精力的なプレーを披露。


司令塔マリを中心にハイロ、クレメンス、武藤といった快速ウィングを配置し、ボールを奪ってからの素早い切り返しで、相手ゴールへと襲いかかっていく。


コルドバの台頭でオフェンスにヴァリエーション

そして前半戦での勝者に数えられる武藤は、スピードのあるカウンターFWとしての役割のみならず、トップのポジションでもアクセントをもたらし、前半戦では偽9番としてプレー。


さらにこの離脱期間に、武藤とは異なるタイプのジョン・コルドバが、トップの位置で台頭。バイエルン戦での決勝点を含む3試合連続得点中のコロンビア人FWは、フィジカルでの強さを活かしたプレーにより、マインツに新しいカウンターチャンスをもたらしているところだ。


厚い選手層で王者をも撃破

武藤やベルなど、主力選手の離脱をうまくカバーしていきながら、クラブ史上最高の選手層の厚さを手にいれたマインツ。敵地でバイエルンをも撃破しており、選手、監督時代もすごしたリヴァプールのユルゲン・クロップ監督も、古巣の大金星に「バイエルンが負けたって聞いたよ・・・、ハッハッハッハ」と喜びを見せた。


なお前回マインツがバイエルンに勝利したのは2011/12シーズンで、その際にクロップ監督はドルトムントでリーグ制覇を成し遂げている。



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