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2018年01月23日

ウジャー加入で触発?武藤嘉紀が得点量産体制に

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少し不思議な現象にもみえる。今冬にアンソニー・ウジャーを獲得し、確かにマインツの得点力は増す結果となったのだが、しかしながらそのウジャーはここまでわずか10分間のみの出場。1得点も決めてはおらず、むしろ武藤嘉紀が量産体制へと入っているのだ。

武藤がウジャーの獲得によって触発されたのではないか?だがこういった考えは、サンドロ・シュヴァルツ監督の好むところではないようだ。「前半戦だって、我々のFW陣は結束していたよ」ただその一方で日本代表FWは、今回の後半戦に向けて「最初の試合から得点を決めていこうと思っていた」と意気込んでいたことを明かしており、その結果ここまで2試合で3得点を決めることに成功している。

一方でシュヴァルツ監督は、ウジャーをここまで1度の終盤での起用のみとしていることについて、実戦経験の不足によるものであると説明。中国では11月4日にシーズンがおわっており、その間では母国にて結婚式をあげるなど、2ヶ月の期間があく結果となってしまったのだ。「いまはどの練習も、彼をさらにフレッシュな状態にしていくために効果的だよ。前進はみてとれる」と指揮官。さらにマインツFW陣の構想としては、「どういった組み合わせだって可能だ」との考えも示した。

つまりはウジャー、武藤嘉紀、ロビン・クアイソンエミル・ベルグレンの、どの選手も2トップでコンビを組んで出場する可能性があるということであり、コーチ陣がその試合でより中央に重きをおくのか、それともウィングからなのか、PA内でのフィジカル的な存在感は?など、どういったニュアンスを強調していきたいのか次第ともいえる。「だが2トップしかオプションがないわけではない。4−3−3システムだって、4−4−2でフラットに構えることだってあり得る」とシュヴァルツ監督は言葉を続けた。

なお今はベンチを温めるウジャーだが、その姿は非常にチームのことを重んじるものをみせており、マネージャーを務めるルーヴェン・シュレーダー氏は、「マキシムにしてもトニーにしても、ピッチにいる選手たちを鼓舞している。こういったチームスピリットが土台となっていくんだ」と賛辞をおくっている。

その一方で昨夏にコルドバの穴埋めとして加入していたケナン・コドロについては、今年にはいってから1度もメンバー入りを果たせておらず、今冬の移籍市場で新天地を模索していく必要があるだろう。


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