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2018年05月05日

武藤嘉紀に2千万ユーロ要求?W杯前に様々な思惑が交錯

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「まずはここマインツで残留に貢献するということ」と前置きした上で、「移籍することになれば、今はいいタイミングだと思います。結果としてたとえ失敗してもいい、それでもぜひ挑戦してみたいと思います」と、改めて今季いっぱいでの退団を示唆する発言を行ったマインツの武藤嘉紀

すでに同選手がプレミア移籍を希望していることは既知の事実ではあるが、大衆紙ビルトによればマインツでマネージャーを務めるルーヴェン・シュレーダー氏は、この発言を受け「ヨシが今の年齢でその希望を抱くことは理解できるし、そして公に対してコメントすることは何もおかしなことではない。」と語った。

特に来季まで契約を残すことから、今夏は移籍金を得る機会ということもあり「適切なオファーがあれば確実に話し合いに応じる。」ともコメント。同紙によれば、マインツは移籍金として2000万ユーロを要求しているという。

先日ヘルタ・ベルリンのパル・ダルダイ監督が、同じく契約を来季いっぱいまで残す原口元気について、今夏にレンタル先であるデュッセルドルフから復帰するものの「この夏のワールドカップで活躍をみせれば、彼をとどめていくことなんてできないよ」と述べているように、この夏は移籍を目指す選手側のみならず、移籍金獲得をめざす側の所属クラブにとっても、ワールドカップでいかに選手アピールできるかは大きな注目ポイントだ。

ただ逆に見れば、今季1部昇格に貢献した原口元気や宇佐美貴史を、完全移籍で獲得を目指す、フォルトゥナ・デュッセルドルフのようなクラブにとっては、むしろ移籍金の高騰化が、すなわち獲得断念へと繋がっていくことも意味する。そのためできることならば、大会前に獲得した上でワールドカップを迎えたいところだろう。

エクスプレス紙に対して、デュッセルドルフの主将オリヴァー・フィンクは「できるだけ既存の戦力を保つこと」への希望を強調しながらも「ただそれは難しいだろうね。もちろん宇佐美貴史や原口元気といった選手は、ブンデスリーガで戦っていく上で必要な選手たちではあるけれど、でもワールドカップでうまくいったら、逆に僕たちの側にとってはあまりよくない流れになるよね」と言葉を続けた。


 


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