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2016年04月21日

ビダルのダイブへの調査は無し、その理由は?

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DFB-Pokal-Halbfinale - FC Bayern Muenchen - Werder Bremen 2:0

火曜日に行われたDFBポカール準決勝バイエルンvsブレーメン戦の後半70分すぎ、バイエルンの1点リードという場面でレヴァンドフスキからPA内でパスを受けたアウトゥーロ・ビダルに対し、ブレーメンのSBヤネク・シュターンベルクがタックルを仕掛け、ビダルは転倒した。


ただそこに接触プレーはなく、シュターンベルクも「笛はダイブのためのものだと思った」と振り返ったが、主審のトビアス・シュティーラー氏はそこでPKを宣告。


それをミュラーがきっちりとPKを沈めたバイエルンが、2−0でポカール決勝進出を果たしている。


試合後シュターンベルクは、「もっとクレバーにプレーできたはず」と自身のプレーに対する反省も口にしながらも、「僕たちはバイエルンにプレッシャーをかけ、パスミスを誘発していたんだけど」と王者を相手に「いい戦い」を演じながらの敗戦を惜しんだ。


一方でPKを決めたミュラーも「あれはPKじゃなかった」とコメント、シュティーラー審判員もミスジャッジを認めており、バイエルンのカール=ハインツ・ルメニゲCEOは「ミスジャッジは残念だ。しかし我々バイエルンはダイブをすることで知られたクラブなんかじゃない。ビダルはフェアプレーをする選手の一人。今回のことが騒ぎになるべきではないし、大げさに捉えるべきではないよ」と述べている。


そしてDFBは水曜、今回の一件について調査を行わないことを発表した。


広報担当によればその理由は、主審が自らの目でしっかりと見てジャッジを下しており、これに対してDFBが調査を行うための法的根拠がないとのこと。


ちなみに1994/95シーズンでは、ドルトムントのアンドレアス・メラーがカールスルーエ戦で見せたダイブにより、DFBから2試合の出場停止処分と1万ユーロの罰金を命じられたが、このときは相手選手が接触するチャンスもないほど離れていたにも関わらずにダイブを行ったに対し、今回のプレーでは、シュターンベルクの両足はビダルの走る方向へと向けられていることから、今回の件はメラーの件を比較対象とすることはできないと説明している。

 


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