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2016年05月11日

リスボンから世界に羽ばたくレナト・サンチェス

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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レナト・サンチェス?バイエルンの獲得に驚きを覚えた人も少なくはないだろう。リスボンから世界へと羽ばたく18歳のポルトガル人MFのこれまでについて振り返ってみよう。


幼少期のサンチェスは、決して恵まれた環境にいたわけではなかった。リスボン市の中で多くのアフリカ系の人々が住むムスゲイラで育ったサンチェスだが、生後5ヶ月の時に父親が家出してしまう。


そんな子ども時代でサンチェスは、ムスゲイラやスポルティング・リスボンのスタジアムちかくでストリートサッカーに興じる日々を過ごしており、奇妙なことにその後は、スポルティングのライバルであるベンフィカ入りを決断した。その理由について、サンチェスは「ストリートでサッカーをはじめたけど、でもサッカーを勉強したのはベンフィカからだったんだ」と説明している。


強烈なシュートを持ち、ボランチでもそれより前でもプレーが可能なMFは、責任を負うことを躊躇することなく、勇気も、モチベーション溢れる選手だ。それでいて今季のリーグ戦では、1度の警告2枚による退場しか経験しておらず、意欲の空回りにはあまり心配は必要ないようである。


ただ経験不足というところは、バイエルンで定位置争いを演じていく上ではデメリットとなるだろう。だがそこまで厳しい状況にあるというわけでもなく、今夏には前にユーロ2016、もしくはリオ五輪にてさらに国際経験を積んでいき、それからバイエルンでさらに学んでいく日々が待っているところだ。


「僕は常に1歩1歩上ってきたんだ。そしてその一歩のためには常に全力を尽さなくてはならないものだよ」とサンチェス。


ベンフィカのファンから愛された期待の若手が、これからミュンヘンにて、世界へと羽ばたいていく。


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