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2017年07月15日

ハメス加入で激しさ増したバイエルンの定位置争いの展望

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先日ハメス・ロドリゲス獲得を発表したバイエルン・ミュンヘン。カルロ・アンチェロッティ監督は「当然ながら定位置争いをはあるし、ビッグクラブではつきものだ。それにこれは選手たちのモチベーションにも繋がるものだよ」とコメント。だが果たしてロドリゲス加入により、どのような影響をもたらすことになるのだろうか?

基本的にはアンチェロッティ監督は、選手たちが好む4−2−3−1システムを採用したいと考えている。しかしながらハメスは、典型的なウィングタイプの選手ではなく、ユベントスに移籍したダグラス・コスタの穴をそのまま埋める存在ではなく、むしろレヴァンドフスキの背後で攻撃的MFとして考えられ、ダブルボランチではビダル、新加入のトリッソ、ティアゴ、ルディらが控えているところだ。

それではアンチェロッティ監督就任時に採用していた4−3−3システムに変更してみてはどうか?レアル時代でももっとも活躍したこのシステムでは、ハメスはCMFとしてティアゴやトリッソらとともに定位置を争うことになり、トリッソはボランチでビダルとの争いも演じることになるだろう。

しかしそうなってくると、トーマス・ミュラーはどこでプレーすることになるのか?確かに前線3枚のいずれでもプレーは可能だが、そもそも中央でもプレーを好むもののトップにはレヴァンドフスキが控えており、ウィングでは典型的なタイプのロッベン、リベリ、コマンが控えており、決して状況がいいものとはいえない。

いずれにせよバイエルンでは、今シーズン激しい定位置争いが繰り広げられていくことは確実であり、確かに数多くの試合が控えていることからアピールの機会は与えられることにはなるのだろうが、しかし重要な一戦ではいずれかのスター選手はベンチからその試合を見守ることを余儀なくされることになる。


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