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2017年09月08日

アンチェロッティ監督、ミュラー巡る議論に「私に助言は要らない」

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バイエルンのユースから這い上がり、そしてドイツ代表で主力として活躍するトーマス・ミュラーは、バイエルン・ミュンヘンのファンにとって文字通りチームを代表する選手であり、それだけに注目度も高い選手の1人だ。だがカルロ・アンチェロッティ監督が就任して以降、重要な試合をベンチで見守る日も珍しくなくなったミュラーは、前節のブレーメン戦後に不満を吐露。

「監督がどういうクオリティを目にしたいのか、僕には皆目見当もつかないんだ。ただ1つ言えることは、それは僕のもっているものはないということだろうね」との言葉を残してピッチをあとにしており、その後に主将マヌエル・ノイアーも「ミュラーが発言したことは問題ないと思う」と擁護。ドイツ代表でマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏も「バイエルンには、彼がクラブを代表する選手であるということを気づいてもらいたいものだね」と述べており、さらにローター・マテウス氏もこの議論に参加していた。

これに対して、カルロ・アンチェロッティ監督本人は、金曜日に行われたプレスカンファレンスにて「アドバイス下さった皆さんへ感謝している」と述べつつも、「しかし私にアドバイスはいらない。自分が何をしているかくらい理解できている。感謝の気持ちは伝えたいが、ただみなさんに言っておきないのは「心配ご無用!」という言葉だよ」と言葉を続けている。

批判の声に対しては、指揮官は「彼が重要な選手でありバックグラウンドもわかっている」とした上で、「しかしここでは重要な選手は数多く存在する。そして11人だけでシーズンを戦うことはできない。入れ替えもあるし、休む選手も出てくる。ミュラーがプレーするときもあれば、ベンチにいるときもある。私は誰1人に対しても、先発の座を約束することなど一切しないのだ」と持論を展開。

「怪我人がいなければそれだけプレーできない選手も出てくるし、出場できなければ辛い気持ちにもなるだろう。それについては十分すぎるほどの経験をもっているし、自分も選手時代に味わったものだ。むしろその状況で悔しさを持ってもらう選手の方が好ましいよ、それで満足するよりもね。これはいたって普通の状況」と述べ、ミュラーとは日々話し合いをしていることも明かし、「我々には問題はない」とも強調した。


ただしミュラーの状況がこれから好転する保証はない。定位置を争うハメス・ロドリゲスが、先日のブラジル代表戦で復帰。チリ代表のアルトゥーロ・ビダルとともに、「まだ長距離移動で疲労があるが、しかし本日金曜にも練習は行えるだろう」とのこと。特に長期離脱明けのハメスについては、「移動の疲れもあるし、判断が難しい。ただ明日出場しなくとも、来週はプレーするさ」と語っている。

その一方でジェローム・ボアテングについては「今週はいい練習ができたが、まだあと1週間は必要だ。メンバー入りはしないよ」とアンチェロッティ監督。また代表戦で足首を負傷したダヴィド・アラバについては「来週個人連取をする。それから日々見ていくよ。火曜は難しいだろうが、その次のマインツ戦では間に合うかもしれない」と述べ、ベルナトも離脱するなか代役については「ラフィーニャは左右でプレー可能だし、信頼を置いている選手。問題はない」との見方を述べた。

ホッフェンハイム先発予想:バウマン – ノルトヴァイト, フォクト, B.ヒュブナー – カデラベク, ツーバー – デミルバイ – Nad.アミリ, ルップ – ウート, ワグナー

バイエルン先発予想:ノイアー – キミヒ, ズーレ, フメルス, ラフィーニャ – トリッソ, ルディ – ロッベン, T.ミュラー, F.リベリ – レヴァンドフスキ


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