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2017年09月25日

痛恨のミスで失点したノイアーの代役ウルライヒ「もう片方の手をおろそかにした」

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今回のドローという結果を受け、恐らくはスウェン・ウルライヒを名指しし、批判を口にするものもいることだろう。確かにそれが直接のドローの原因となったわけではないが、しかし1−2とされたバイエルンは、いつになくコントロールを失い、最終的には痛み分けという結果に終わってしまったのである。しかも先日監督が交代したばかりの、本来であれば問題なく勝利をおさめるはずだったヴォルフスブルクを相手にして…。

その問題のシーンは、2点リードで迎えた後半56分に起こった。マキシミリアン・アーノルドが放ったフリーキックは、ゴールキーパーにとってセーブ可能なものではあったのだが「でも間違った予測をしてしまった。バーにあたるとおもってしまって、僕はもう片方の手をおざなりにしてしまった」ために、弾き損ねたボールはそのままネットを揺らす結果に。「チームに申し訳ないし、これは辛いことだよ」と、ウルライヒは肩を落としている。

しかしそんなウルライヒに対して、チームの中からは批判するような声は聞かれていない。サリハミジッチSDは「ウルライヒはあ反省している。それにあれが痛み分けにおわった理由ではない」とコメント。カルロ・アンチェロッティ監督も「スウェンはミスをおかした。しかしこういう結果におわったのは、チーム自体が良いプレーをみせることができなかったことにある」と語った。

さらにマッツ・フメルスも「彼を勇気付けてあげないと」とサポートを約束。特に守護神マヌエル・ノイアーが前半戦全休という中で、スウェン・ウルライヒには年内まではどうしても踏ん張ってもらわなくてはならないという事情もある。そして今後を占う重要なパリ・サンジェルマン戦はもう間も無くだ。果たして気持ちの整理はつくのだろうか?

ウルライヒは「悔しさはあるし、何日かは必要だ」と認めながらも、「パリでは僕たちは違う顔をみせなくてはいけない」と、意気込みを語った。それは何もウルライヒだけに該当するものではない。ラフィーニャは「ドローという結果だと悪くいうんだろうけど、僕たちは冷静だし、強いチームだ」と強調したが、しかし結果のみならず、フィールドプレーヤーが見せたパフォーマンスにも批判が寄せられていることを決して忘れてはならないはずだ。


果たしてカルロ・アンチェロッティ監督は、この試合でどのような選手起用を行ってくるのだろうか?ハメス、ロッベン、リベリ、3戦連続先発中のミュラーは?ボランチやセンターバックの組み合わせは?ヴォルフスブルク戦ではローテーションをしていたことを踏まえても、このパリ・サンジェルマン戦に出場する選手が、今後の重要な試合で起用される可能性が高まるとはいえるだろう。