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2017年09月28日

本日木曜バイエルンで緊急会議!アンチェロッティ政権はいつまで続く?

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パリでの敗戦の後、ジャーナリストらの質問に答えるバイエルンの選手の姿はほとんどみられなかった。この日ベンチスタートとなったアリエン・ロッベンは「先発について、僕がどうこういう立場にはないよ」とコメント、さらに選手たちが監督を支持しているのかとの質問にも「同じことだ」と言葉を続けている。

この試合でアンチェロッティ監督は、復調したボアテングをメンバー外とし、さらにロッベン、リベリ、フメルスらをベンチスタートとさせ、チャンピオンズリーグでの注目の一戦にむけてクオリティ、そして経験を両方を外すという決断を下した。

その結果バイエルンの特に中盤では、ボランチとして出場したティアゴは明らかに荷が重い印象を与え、さらにCMFとして起用された2枚も全く存在感を示すことができず、攻守において協調性を失ったその姿は明らかに欧州トップレベルで戦えるようなものではない。

そもそも試合前にパリ・サンジェルマンへの警戒心を示していたアンチェロッティ監督だったのだが、しかしながらスタッツは圧倒しても戦術が機能するところはみられず、試合後ダヴィド・アラバは「相手のカウンターの強さはわかっていたし、いろいろ準備はしていたけど実践できなかった」と肩を落とし、一方のパリ・サンジェルマンのエメリー監督は「バイエルンが高い位置に構えるのはわかっていたし、深く構えて予想通りの展開にできた。FWはそのスペースをちゃんと使えたね」と、してやったりの表情を浮かべている。

ルメニゲCEO「あんなのはバイエルンじゃない」


カール=ハインツ・ルメニゲCEOは、試合後「辛い敗戦だ。しっかりと分析を行い、そして結論を導き出す必要がある。あんなのはバイエルン・ミュンヘンではない。こういう試合をみれば、誰もがそれに納得するはずだ」と述べ、「即座に立て直し、バイエルン・ミュンヘンたるところを、欧州でも国内でもやれるところをみせなくては」と語った。

まさにこの9月は、カルロ・アンチェロッティ氏にとってはまさに、勝ち点、立場、信頼といった全てを失ってしまった1ヶ月だといえるだろう。そしてkickerが得た情報によれば、バイエルン・ミュンヘンは本日木曜にも緊急ミーティングを開き、すでに何人かの選手はアンチェロッティ監督の未来はもうないとさえ思っているようだ。

さらに代表戦前に行われるヘルタ・ベルリン戦の前には、何かしらの結論を導き出す考えを持っているようだ。これだけの流れにあれば、当然ながら2019年まで残している契約を全うすることは想像し難く、むしろいつまでになるのか?という点へと注目されることは避けられない。

ウルライヒは視力に問題?「バカげている!」



その一方でこの試合ではヴォルフスブルク戦に続いて再び、マヌエル・ノイアーの代役を務めたスウェン・ウルライヒに対しても批判が集中した。

元ドイツ代表主将のオリヴァー・カーン氏は、先制点の場面について「このレベルではあれは止めないと」と苦言を呈しており、さらに同国元主将のローター・マテウス氏も「1点目は防げただろうし、2点目は防がないといけないプレーだった」と批判。さらに視力に問題があるのでは?との憶測まで口にした。

これに対してウルライヒ本人は、「視力の問題なんて馬鹿げている。ヴォルフスブルク戦は予想が誤っていただけで視力の問題ではない」とこれを一蹴し、レアル戦については「悪くはなかったと思うし、正しい方向への一歩。チームは僕のことを評価してくれている」と反論。

一方のアンチェロッティ監督は「彼が今回の敗戦の決定的な理由ではない」としながらも、「しかしもっといいプレーはできたと思う」との見方を示している。


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