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2017年09月29日

サニョル暫定監督就任とアンチェロッティ監督の迷走

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木曜日にカルロ・アンチェロッティ監督のあとを受ける形で、暫定監督としてしばらくの間、バイエルン・ミュンヘンの指揮を執ることが発表されたウィリー・サニョルAC。

実はバイエルンのACに就任する直前の5月に、同氏はkickerとのインタビューのなかで、カルロ・アンチェロッティ前監督を批判するコメントを述べていた。「いったいこのクラブにはどういったカルチャーが、チームのカラーというものがあるというのだろうか?」

そう疑問を投げかけた元フランス代表は、「グアルディオラ氏は3年に渡って若手選手を起用してきたにもかかわらず、アンチェロッティ監督はベテランしか起用しない。継続性がみられないんだよ」と批判。「哲学の欠如こそが、ブンデスリーガが欧州の舞台で結果を残せない理由なんだ」と言葉を続けている。

そんなサニョル氏がバイエルンのACに就任したのは、それから間も無くのことだ。今季から復職したウリ・ヘーネス会長とカール=ハインツ・ルメニゲCEOは、アンチェロッティ監督へ若手の起用を望んでおり、フランス代表でチームマネージャーの他、ユース代表でも監督を務めていた元バイエルンのスター選手には、そのアンチェロッティ監督への監視役ではとの声もあがっていている。

そういったなかで今季のカルロ・アンチェロッティ監督は若手を以前より積極的に起用。だがその一方で、先発起用には疑問符が残るもの試合も少なくなく、特に水曜日のパリ・サンジェルマン戦は、その迷走のまさに典型だったといえるだろう。

さらにチーム内からは問題の声が聞かれるなど、思惑とは異なる展開となり、最終的にはカルロ・アンチェロッティ氏を解任し、チーム事情に精通するサニョル氏が暫定監督へと就任することとなった。


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