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2017年10月21日

ハメス、バイエルンでの状況次第でレアル復帰も?

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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「ハメス獲得は、我々の指揮官カルロ・アンチェロッティ監督のたっての希望だったんだ。ともにレアル・マドリードで成功をおさめた2人だったからね。」今夏にレアル・マドリードから2年間の期限付きでハメス獲得に成功した際、カール=ハインツ・ルメニゲCEOはそう語っていた。

2014年に行われたブラジルワールドカップでの活躍後、レアル・マドリードでも順調にキャリアのステップアップを続けていったハメスだったのだが、しかしながらジダン監督就任後は主たる役割を得ることができず、今夏に元指揮官の下での再出発を決断したのである。

エル・エスパニョールでのインタビューにて、レアルのペレス会長は「ハメスは素晴らしい選手だ。思うようにプレーできなかった時もあるだろうがね。だから彼にはもっと多くプレーできるチームを探す権利があった、自身の価値を証明できるような。それを願い出てきたから、我々も合意したのだよ」と説明した。

しかしバイエルンではどうなったのか?負傷による出遅れでリーグ戦第3節の途中出場からブンデスデビューを果たすと、その後のCLアンデルレヒト戦で先発。続くシャルケ戦は1得点1アシストという見事な活躍をみせている。

だがヴォルフスブルク戦で痛み分けに終わると、CLパリ・サンジェルマンでの予想外での完敗からバイエルンはカルロ・アンチェロッティ監督の解任を決意。突如として恩師を失ったハメスは、その後はCLセルティック戦での途中出場のみにとどまっているのだ。

ハメスを高く評価するペレス会長は「あくまで彼はレンタル移籍している選手だ」との考えを強調。レアルへの復帰の扉が完全に閉ざされているわけではないとの見方を示した。


一方でかつてそのレアルでも指揮官を務めたユップ・ハインケス監督は、ハメスについて「レアルでの彼のオプレーを見ているし、若い選手として容易な状況ではないだろうが」としながらも、自身もスペイン語を話すことができ「私からのサポートを感じて欲しい。才能溢れる選手が好きだし、彼はとても大きな才能をもっている」と期待感を示している。

「私にとってベンチプレイヤーというものは存在しないんだ。選手たちの間で、そこまでの大きな不満にはならないと思っている。どの選手たちも出場機会を得ることになるからね。」

おそらくは今回のCLセルティック戦から、幾つかのローテーションを行ってくることになるだろう。そのハメスはじめ、ズーレ、トリッソ、ビダルらにチャンスが巡ってくる可能性はあるはずだ。なおマルティネス、リベリ、ノイアー、ベルナトらは負傷離脱中にあり、さらにボアテングは長期離脱後を考慮して休養。

就任から2試合つづけて快勝をおさめている指揮官は「まずは軌道に乗せて、それから自信と確信を得ていくということを知っている。選手たちは確かにいいプレーをみせているし、結果もついてきているが、しかしまだ息を合わせる必要はあるよ。重要なことは満足してしまわないこと。いい出だしではあるが、それ以上のことではないのだ」と語った。


その一方でバイエルンは、今冬にカタールにてトレーニングキャンプを行うことをすでに発表しているが、ワールドカップの影響から今冬の準備期間が短いこともあり、まだ日程については複数のシナリオを考慮。特にこの後で行われるDFBポカールでの状況次第ということになるだろう。


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