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2018年01月22日

バイエルン移籍発表後、最初のホーム戦に臨んだレオン・ゴレツカ

FC Schalke 04
FCシャルケ04
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バイエルン・ミュンヘンへの移籍を発表して以来、最初のホームでの試合となったレオン・ゴレツ。この日出場した64分間の間では、ボールにタッチした34回全てにブーイングが浴びせられるなど、22歳のMFにとって決して容易な試合とはならなかった。ウォーミングアップの際には、「クラブよりもタイトルやお金が大切なら、とっとと今すぐ出て行け」との横断幕も掲げられており、先発発表の際からブーイングが浴びせられている。

結局ゴレツカはこの日、とくに目立った活躍を見せることはなかったのだが、そこまで雰囲気に飲まれることはなかったようだ。それとも全く普段通りに試合に臨むことができたのだろうか?「いや、もちろんそんなことはないさ、正直にいってね。もちろんこれは特別な状況だよ」と同選手。しかし何よりもチーム全体に対しては、ポジティブなままであり続けていたことを喜んでおり、「それが何よりだ。先発発表とか、ある程度の不満をぶつけられることは覚悟していたし、実際に想定内ですんだ事についてはとても嬉しくおもっている。ただ味方のファンからのブーイングというのは辛いものだけどもね」と語った。

なおこの日の試合前には、クレメンス・テニース会長が「もしもチームにとってより良いことならば、レオンがシーズン終了まで観客席に座る可能性がある」と発言していたのだが、このことについては「言葉の一部を切り取られただけ」と説明を受けていたとのことで、実際にこの日テデスコ監督は先発として起用。「クラブからは明確に、延長かシーズン終了までチームの助けとなるかの二択だと伝えられていたんだ。自分には明確なプランもあったし、全力を尽くして行くよ」と、今後に向け闘志を燃やしている。

ただそれにしても何故、シャルケ残留ではなくバイエルン移籍を決断したのだろうか?「ここの歓喜をストップしたいわけではない。チームの成長はいいし、監督は素晴らしい。正しい方向に向かっているとは思う」としながらも、ゴレツカはシャルケがシーズン終了までに今の順位を保てるという確信をもてなかったようだ。

「自分の心のなかの声を率直に聞いたんだ。どこに行きたいのか。どこが自分のゴールなのか。ここの人たちのことは好きだから、長く時間がかかったよ。でもバイエルンで一番実現できると思ったんだ」そしてそのため決断は今年のはじめに下されたとのこと。このことをいつか後悔する日は来るのだろうか?この問いにゴレツカは「僕のキャリアの中でもっとも苦しい時間だった。決断を下すのはそう簡単だったわけじゃない」と述べつつも、「でも今回は正しいステップだ。僕はそう確信している」と言葉を続けた。


 


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