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2018年04月12日

バイエルンのハインケス監督、ドローでも勝ち抜けに満足感

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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確かにこれまでのチャンピオンズリーグにおける戦いのなかで、この日バイエルンがみせたものは決して良いパフォーマンスだったと呼べるものではないだろう。しかしながら第1戦で2−1と勝利を収めていたバイエルンにとって、この試合で重要だったことは、昨年レアル相手に敗退を喫した準々決勝を突破するということにあった。

「我々は決してナーバスにはならなかった。セビージャにはいくつかいい場面があったし、ポストに助けられるなど少し運に恵まれたところがあったと思う。しかしながら後半では試合はおちついたし、集中したプレーをみせてくれていた。こういった試合では、勝ち進むためにはドローに持ち込む必要があるんだ」と、ユップ・ハインケス監督は試合後、TVとのインタビューのなかで述べている。

そしてさらにもう1つのポイントとしては「誰も累積警告により出場停止とはならなかった。それも今日の試合での非常に重要な部分だったよ」とコメント。バイエルンではボアテング、キミヒ、レヴァンドフスキ、リベリが、この試合で警告を受ければ、続く準決勝の第1戦で欠場を余儀なくされるところだったが、これにより全ての選手の警告がリセットされた状態で初戦を迎えることになった。

ただその一方で相手選手のコレアが、フラストレーションからファウルをおかし、ハビ・マルティネスは「膝に打撲を抱えた」が、指揮官は落ち着いた様子で「彼のことはよく知っている。フェアなプレーヤーなんだが、ただヒューズが飛んだという感じだったのだろう」と語り、むしろ同選手がみせたパフォーマンスへの評価を口にしている。

その一方で、少し自己批判を口にしたのがジョシュア・キミヒだ。「もちろんセビージャが2点必要だ、ということは頭にあったし、0−0で勝ち抜けられるという意識もあった。でも僕たちは前半ではあまりに受け身に構えてしまっていたし、集中力に欠けていた。ただそれでもいいチャンスはあったけど、カウンターをうまく活かすことができていなかったね。それで最後はドキドキする展開になってしまったよ。ただ総じてみて僕たちが勝ち抜けにふさわしかったとは思う」

また昨年10月から監督復帰を果たしたハインケス監督は、これまでを振り返り「あの時点で誰が残り5試合を残してリーグ優勝を確定させると思っていただろうか。そしてCLで準決勝進出を果たすなんて」と胸をはり、CLでは1998年にレアルで、そして2013年にバイエルンで2度優勝を果たした経験をもつ指揮官は「いい立ち位置にいる。ただ思うようにはいかないことはマンCやバルサがみせた」と指摘した上で、成功のための条件として「多少の運と、審判に恵まれることと、そしてその日にいい状態で試合に臨むことだ」と言葉を続けた。


 


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