ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2018年04月25日

特別な戦いを待ちわびる”リーダー”ボアテング

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ジェローム・ボアテングにとって、今晩行われるCL準決勝レアル・マドリード戦は、1つの大きな節目となる試合だ。29才のセンターバックは本拠地アリアンツ・アレナに詰め掛けた大観衆の前で、欧州の舞台で通算100試合目の出場を果たすことになる。

2013年にチャンピオンズリーグを制し、さらにその翌年にはブラジルワールドカップを制して、その年のドイツ年間最優秀選手賞にまで輝いた同選手。全ては順風満帆のように思われたが、だがここのところは相次ぐ怪我に悩まされる日々を過ごしていた。

そんな中で昨年10月に就任したのが、その全盛期のボアテングを指導していたユップ・ハインケス監督だったのである。「私が10月に復帰したとき、ジェロームは万全の状態にはなかった。彼は負傷がちになっていて、そこで我々はその問題に取り組んでいくことにしたんだよ。何度も話し合いを行い、そしてトレーニングのために試合を欠場する必要があることも伝えたんだ」

そしてボアテングは体づくりを優先し、フィットネストレーナーを務めるホルガー・ブロイヒ氏、そして長年ハインケス監督のアシスタントを務めているペーター・ヘルマン氏のサポートを受けながら状態を上向かせていくことに成功。「今の彼は、2013年の時の状態に近くなってきた。先週のレヴァークーゼン戦でみせたものは、非常にレベルの高いパフォーマンスだったよ」とハインケス監督は賞賛。「ボアテングはチームにとってリーダー的存在の一人。彼はしっかりと自らの責任というものを背負うことができる。そしてチームの前に立って戦うことができる選手なんだ。そういった選手たちじゃなくては、チャンピオンズリーグで頂点に立つことなどできないんだよ」

一方のボアテングもハインケス監督と同じ意見を有しており、「監督がとてもうまくあの時の状態を見極めてくれたと思っている。それから僕のためになることを、とても多く行ってくれたし、僕にとってとても大きな救いとなったよ。確かに、今の僕はとても良い感覚をもってプレーすることができているし、今はこれから迎える大一番を前にワクワクしていくところさ」と語った。

そして水曜日に迎える対戦相手は、昨年チャンピオンズリーグ準々決勝で敗退を喫したクリスチアーノ・ロナウドらを擁するレアル・マドリードだ。おそらく最も手強い相手であろう強敵を前に、ボアテングは惜しみない賛辞を送り、これまで自身は3勝5敗という対戦成績を残しているこのカードを「いつも楽しみにしているんだ。世界最高レベルの選手たちとぶつかり合えるというのは、とにかく楽しいことなんだよ。」と述べ、「僕たちにはチャンピオンズリーグ決勝に進める、その大きなチャンスが確かにある」と撃破にむけ意気込みをみせている。

【バイエルン・ミュンヘンの先発予想】
ウルライヒ – キミヒ, J.ボアテング, フメルス, アラバ – ハビ・マルティネス – T.ミュラー, ハメス – ロッベン, F.リベリ – レヴァンドフスキ
監督: ハインケス
欠場:ノイアー(中足の骨折)、コマン(靭帯結合部)、トリッソ(恥骨の打撲)、ビダル(膝の手術)

※kickerポイント:アラバは坐骨神経痛により欠場の可能性も。代役候補はラフィーニャ。またハメスの代わりにティアゴが先発出場する可能性もある。

【レアル・マドリードの先発予想】
ナバス – カルバハル, バラン, セルヒオ・ラモス, マルセロ – カジミーロ – モドリッチ, T.クロース – イスコ – ベンゼマ, ロナウド
監督: ジダン

※kickerポイント:オフェンスではアセンシオ、バスケス、ベイルあたりもオプション。ナチョについては、大腿筋の負傷により欠場することになるだろう。


 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報