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2018年05月23日

ヘルマンAC「ハインケス監督だったから、デュッセルドルフを後にした」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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「2、3度あるかどうかだよ」ユップ・ハインケス監督のアシスタントを長年つとめてきたペーター・ヘルマン氏は、これまで受けたインタビュー経験についてそう語った。

昨夏にデュッセルドルフへとレンタル移籍した宇佐美貴史が、決断した理由として名前をあげていた人物こそ、バイエルン時代から宇佐美を知るヘルマン氏その人だ。有言実行を体現するタイプであり、自身についても自身の仕事についても大口を叩くようなことはしない。

ただ宇佐美が加入したデュッセルドルフを、ヘルマン氏は昨年の10月なかばに後にすることになる。「私はユップとは、これまでも定期的にコンタクトをとっていてね」と語ったヘルマン氏は、「あれはバイエルンがパリで敗戦を喫した後の木曜日だ。彼から連絡があり、その試合について話を長くしたんだよ」とコメント。

「そしてリビングルームで横になっていると、妻が「あら、あなた。バイエルンがアンチェロッティ監督を解任したそうよ」と話してきたんだ。その翌日だよ。午前の練習を終えた頃に携帯の着信があり、そこにユップ・ハインケスの名前があったのは。あれは自分にとって本当に難しいことだった」と、その時について振り返っている。

バイエルンではなかったら、そしてハインケス監督ではなかったら、おそらくヘルマン氏がチームを後にする決断を下すようなクラブはそうなかっただろう。「夏にも、トレーニングが開始する前に、他からのオファーが届き断りを入れていたんだ。だがバイエルンとユップ・ハインケス監督は、まったく別物なんだよ」と同氏。

なおデュッセルドルフ側はヘルマン氏との契約解消のために、バイエルンから移籍金として175万ユーロを手にしているのだが、このことについて66才のコーチは「私のためにこの移籍金額が出されたことには、気恥ずかしさを感じる」とコメント。

またそのハインケス監督は、今季限りで監督業から再び引退することになるのだが、まだ次期監督のニコ・コヴァチ氏の下でもアシスタントを務めるのか、それとも他の場所になるのか、まだ先行きは未定のままだ。ヘルマン氏はkickerに対し、「決断はまだ下されていない。」と述べ、さらにバイエルン移籍の際には「家族には、ミュンヘンでは夏まで過ごすと約束しているんだよ」とも明かした。


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