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2018年06月03日

最終選考前での敗戦に、レーヴ独監督は結果より収穫を強調

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雨天により1時間40分遅れて開始したオーストリア・クラーゲンフルトにて行われたテストマッチでは、そのオーストリア代表相手に実に30年年以上ぶりの敗戦を喫する結果となってしまったドイツ代表。ヨアヒム・レーヴ代表監督は試合後、この試合から数多くの課題を認識した同時に、特に大げさに捉えることなくあくまで前向きにワールドカップへと臨む姿勢を強調している。

試合後、ドイツ国営放送ZDFとのインタビューに応じたレーヴ監督は、マヌエル・ノイアーに対して称賛の言葉を贈った。「うまく持ちこたえてくれたね。」特にこれは、今回の試合において重要な収穫であったことは間違いない。昨年9月以来となる出場となったノイアーにとって、最終選考発表を2日後に控えたこの試合は、まさに最後のハードテストという意味合いがあったのだ。そこでドイツ代表の守護神は、これからも期待させるようなプレーを披露しており、むしろレーヴ監督の視線はノイアー以外のことへと向けられている。

「いくつか、今回の試合から得られた認識がある」そう口にしたレーヴ監督の発言の意図するところは、おそらくはネガティブな部分が体勢を占めており、「あんなプレーをしてしまっては、決していいチャンスなど得られるものではないさ」と強調。だが確かなことは、最終選考を前に行われた今回のテストマッチでの布陣で、ワールドカップ本戦に臨むわけでは決してないということだ。

なおこの試合でトップの位置で先発出場したのは、2014年のワールドカップ以来24人目となる、ドイツ代表デビューを果たしたベテランFWニルス・ペテルセンだった。しかしこのチャンスでペテルセンは、特に目立った印象を残せず、加えてハーフタイム後にケディラ、ギュンドアンと立て続けに入れ替えたことで、ドイツ代表は組織力を低下させることにも繋がった。

試合後にレーヴ監督は、ロストの多さ、規律面の不足、チャンスらしいチャンスを作れなかったこと、そして守備面における数的不利の状況がみられた点などを指摘しており、「今日は悪いところがたくさん見られた。課題は山積みだよ」と述べ、この日は強い雨により試合開始が1時間40分遅れるなど、コンディション面でも問題はあったのだが「いろいろあったが、言い訳にすべきではない」とし、あくまでこの試合について「大げさに考えるようなことはしない」との考えを示している。


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