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2018年06月19日

メキシコ戦での敗戦に、J.ボアテングも苦言「闘争心をもって戦わないと」

Germany
.ドイツ代表
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メディアを完全シャットアウトし、練習も非公開で行なったドイツ代表。しかしドイツサッカー連盟によるインタビューに、ジェローム・ボアテングが応じており、昨日に喫したメキシコ戦での敗戦について、特に言い繕うようなことなど全くなかった。

CL準決勝第1戦レアル・マドリード戦で内転筋付近を負傷して以来、はじめての公式戦での出場となった同選手。開始からロサノのビッグチャンスを未然に防ぐなど集中力をもったプレーをみせるていたものの、全体的な印象としては決してよかったとはいえないものであり、長期離脱の影響も勝負勘という面でも物足りなさは否めなかった。特に15回も記録したパスミスによって、スピードに長けたメキシコ代表に有利な形でのカウンターを許す場面も露呈している。

「最後は疲れていたけど、でも懸命にプレーしたよ。僕にとっては長期離脱後、このレベルで90分間プレーした最初の試合だったんだ。ただ別に交代してほしいと思っていたわけではないけど、でももっとオフェンシブな選手が代わりにプレーしていた方が良かったかもしれないとは思うね」

そう語ったドイツ代表の守備の要は、試合直後にマッツ・フメルスがチームに対して苦言を呈していたように厳しい言葉を向けた。

まず対人戦でのもろさについては「前半でそれは顕著だった。ここ数日、チームとして取り組まなくてはならないと話し合っていたというのに、でも前半ではそれがとにかくうまくできていなかった。対人戦での悪さは、数字に現れているよ」とコメント。

また、この試合に臨んだチームの姿勢については、「気合が足りないところも見受けられたよ。確かにうまくプレーできない試合だってにはあるさ。でも闘争心というものは常にもたなくてはならない。サッカーというものは、二つのチームによる戦いなのだから。その点で、昨日の前半はあまりに物足りないものだったよ」との見方を示している。

またこの日無得点に終わったオフェンスについても、「もっと目的意識をもってプレーしなくてはならなかった。あまりに横や後ろへのパスが多く、自分たちの動きも殆どなくて、相手の意表をつくということが全くできていなかった」と述べ、さらに「オーストリア戦やサウジ戦については1つのテストという言い方もできただろうが、でも今回はワールドカップの初戦なんだ。この日は別のプレーをみせなくてはならなかった」と言葉を続けた。

そして月曜日には同じグループFのスウェーデン代表が韓国から勝利を収めており、土曜日にそのスウェーデンと対戦するドイツ代表としては、この試合でどうしても勝利しなくてはならない状況に。

ちなみに2000年以降、ワールドカップの前回王者は2006年のドイツ大会におけるブラジルをのぞき、すべてがグループリーグ敗退に追い込まれている。果たして今回ドイツ代表もその呪縛にとらわれることになるのか。ボアテングは「ドローなんて意識してプレーすべきではないけど、でも無謀に攻撃的にプレーしていくべきではない。ただロストを覚悟して、よりリスクをかけてプレーしていく必要はあるだろう。この試合ではより多くのシュートを放たなくてはならないからね」との考えを語った。


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