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2018年06月21日

ドイツ代表のビアホフ氏「スウェーデンは当然守りを固めてくるだろう」

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先日の日曜日に行われたメキシコ代表戦では、トーマス・ミュラーはまさに絶好調という状態にあったという。だがそれはキックオフまでの話なのだが。「ウォーミングアップの時に、ものすごいスーパーゴールを決めたんだよ」とあれから三日後に振り返った同選手は、「右足で2度左上に決めて、それと2度しっかりとヘディングでゴールネットを揺らしたんだ。ただそこに相手選手はいなかったけどね」と言葉を続けた。

だが試合に入ると、メキシコゴールは思いのほか遠かった。ドイツ代表は軽快さに欠け、戦術的にもメンタル的にもクレバーに対応できていない。果たしてこれからどう改善を目指していくのか?「でも軽快さを身につけるためのトレーニングなんてあるわけないだろう」とミュラー。だがこのままでは、土曜日に行われるスウェーデン代表戦後にも、グループリーグ敗退が早々に決まってしまう恐れもでてきてしまう。

スウェーデン代表MFで、ライプツィヒに所属するエミル・フォルスベリは、今回の試合について「僕たちはどうしても得点しなくてはならない、というわけではない。でもドイツ代表からみれば、どうしても得点しなくてはならないけどね」と指摘。初戦で韓国代表から勝利を収めているスウェーデンとしては、勝ち点5でグループリーグ突破が確定すること踏まえれば、しっかりと守りを固める戦術をとってくることが予想できるだろう。

「スウェーデン代表は、イタリア戦も克服してきたチームなんだ」と、マネージャーのオリヴァー・ビアホフ氏。鉄壁の壁を作り上げたスウェーデンは、敵地ミランで0−0とドローにもちこみロシア行きの切符を掴み取っている。「当然、スウェーデンが壁を厚くしてくることが見込まれるだろう。確かなことは、この戦いがハードな戦いになるということだ。我慢を強いられることになるよ。我々としては忍耐強く、接戦をものにするということを頭に入れておかなくてはならない」

だからこそオフェンス面では、スピードとコントロールの両面が求められることになる。「素早くオフェンスに展開しなくてはならない状況は必ずくるだろうが、かといって慌てて、軽率にプレーしてしまうと、背後がおざなりになってしまう。」それはまさにメキシコ戦でみられたものだ。スウェーデン代表もまた、非常に厄介な相手だとみており「メキシコほどカウンターにそこまで長けているというわけではないだろうけど、でもセットプレーにおいては非常に危険な存在となる選手が何人もいる。彼らはフィジカル的に長けているチームだからね」と警戒。

ただそこまでスウェーデン代表の長所、短所を意識して、レーヴ監督が試合の準備をするわけでもないだろう。「メキシコ戦では、思っていたものとは違う戦いをみせてきた」とビアホフ氏。「我々としては自分たちのプレーをつらぬくということ。これまでに得意としていた部分を発揮するということだ。相手がどうプレーしてくるかは、そこまで重要ではない」と言葉を続けた。そしてチーム内での積極的なコミュニケーションも求められることだろう。

「自分たちは力のあるチームであり、そのことに疑問を感じる必要はないだろう。ただそれを発揮しなくてはならないのだ。自分たちがうまく試合運びを行なっていくためには、いくつかのキーポイントがある。メキシコ戦ではそれをしっかりと抑えられなかったんだよ」

なおこの試合ではおそらく、先発メンバーの入れ替えをはかってくることが見込まれる。特に新たに先発出場する可能性があるのがマルコ・ロイスだ。確かにレーヴ監督は選手を固定することを好む指揮官であることは、ビアホフ氏も認めるところだが、しかしそれと同時にコンフェデ杯で優勝を果たした選手たちについても信頼を置ける事もまた頭にはあるはずだ。ビアホフ氏は「何かしらのインパルスを与えていくことだろうね」と予想した。


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