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2018年07月11日

独代表フメルス「見ていて辛い」センターバックが決定的なゴールを決めるロシアW杯

Germany
.ドイツ代表
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今夏にロシアで行われているワールドカップでは、セットプレーが決め手となる傾向にあることは見て取れているのだが、さらにもう1つ重要なポイントをドイツ代表CBマッツ・フメルスが、自身のツイッターにて指摘している。それはセンターバックのゴールが、試合の明暗を分けているという点だ。

6月27日に行われたワールドカップ・グループリーグ最終節ドイツvs韓国戦。勝てば決勝トーナメント進出という中、同点で迎えた後半87分。エジルから完璧なセンタリングが供給され、韓国の守備陣はただそれを見守るしかなかった中、マッツ・フメルスが試みたヘディングシュートは若干正確性を欠き、ボールは頭から自身の肩へ。もしもこれが決まっていれば、おそらくはドイツ代表はグループリーグ突破を果たすことができていただろう。

だが敗退を喫し、すでに夏季休暇中にあるフメルスは、7月6日にこのような内容のツイートを行なっている。これはフランス代表がバランのゴールでウルグアイを下し準々決勝に進んだあとのことだが、「とても辛いのは、センターバックたちが得点を重ねていっている姿をみることだ。これで自分が逃したあのビッグチャンスを思い出してしまう」とコメント。

この指摘は実に的を射たものだ。それは何もフメルスだけに関して言うのではない。この発言はまさに、今大会で起こっている1つの流れを指し示すものだ。それはセンターバックが、試合を決定づけるゴールを決めているということ。同じグループリーグの最終節では、マンUの守備のスペシャリストのロホがナイジェリア代表戦で決勝弾。そしてコロンビア代表でもミナが初戦を落とし後がなくなったなかで、2戦連続先制弾。さらに16強イングランド戦でも、ロスタイムに突入する貴重な同点ゴールを決めている。

グループリーグ最終節だけではない。そのミナがみせた16強でも、ベルギー代表が日本代表に2点リードを許したそのあとに、CBのフェルトンゲンが値千金のゴールをあげ、その後の逆転劇へとつながった。そしてこの流れは準々決勝でもつづく。イングランド代表のDFマグワイアがスウェーデン戦で準決勝に導く決勝弾。さらにロシアvsクロアチア戦でも延長戦でクロアチアのビダがこの試合はじめてリードを奪う貴重なゴールをマーク。

さらに準決勝で魅せたのはフランス代表のユムティティだ。0−0で迎えた後半51分にCKから頭で合わせたこの先制ゴールが、ワールドカップ決勝へと導いたのである。実際前回大会のブラジルW杯にて、マッツ・フメルス自身のそのフランス代表を相手に、ゴールデンゴールを決めてタイトル獲得へ貢献した経験の持ち主だ。


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