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2018年09月08日

新生ドイツ代表でボランチ起用となった、ラームの後継者キミヒ「全てを兼ね備えている」

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 バイエルン・ミュンヘンでは不動の右サイドバックとしての地位を確率しているジョシュア・キミヒ。しかし新生ドイツ代表の再スタートとなったフランス代表戦でプレーしたポジションは、3人の中盤の中で底の位置にあたるボランチだった。

 「ジョシュがボランチの位置でずっとプレーしていたのは、僕はユース代表でみてきたからね」と、特にこの判断に驚きを感じなかったのは、同じくこの試合で中盤を形成したレオン・ゴレツカだ。「そこでいいパフォーマンスをみせたことは、僕にとっては大して驚くようなことではないよ」

 さらにトーマス・ミュラーも「確かにこの試合ではみんながかなりコンパクトに構えていたことでやりやすいところがあったかもしれない。ただ本当に彼はいいプレーをみせていたと思う。ボールに落ち着きをもって対処していた。ただ彼がそのポジションにおける能力をもっていることは何も新しいことではないけどね」と賞賛。

 マッツ・フメルスも「本来、彼はボランチとして育成された選手であり、このポジションで求められること全てを兼ね備えている。ただジョシュは基本的に、どのポジションでもプレーできるけどね」と語った。

 シュトゥットガルトで育成され、ライプツィヒで武者修行を積んだ経験をもつキミヒ自身は、本来はミッドフィルダーとしてのプレーを好む選手であり、現在も「プレーする用意はできているよ」と語るキミヒ。ドイツ代表は新たなボランチを手に入れたということになるのだろうか?

 だがマヌエル・ノイアーはあくまで今回は王者フランス代表を相手にして、4人のセンターバックを配置したかったための特別措置としてみており、「キミヒがボランチのオプションであることは何も新しいことではなく」、4バックの前で安定感をもたらすことを期待されて起用されたものの、しかしながら「常にこの戦いをするわけではない」とコメント。

 奇しくもキミヒの前任者にあたるフィリップ・ラームもまた、2014年W杯優勝前にはボランチとサイドバックでプレーした、ポリバレントさを併せ持ったディフェンダーでもあった。


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