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2017年04月12日

フンテラールがシャルケ退団を示唆

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クラース・ヤン・フンテラールにとって、特別な戦いがまっている。ヨーロッパリーグに臨んでいるシャルケ04の次の相手は、自身がブレイクを果たしたアヤックス・アムステルダムなのだ。しかしながら高い確率で、フンテラールは再びベンチからプレーすることになるだろう。それこそが、フンテラールが自らの口で、今季限りでの退団を示唆した理由の1つでもある。

今シーズンはフンテラールにとって、なかなか思うように事が運ばないものとなった。開幕から5試合では先発に名を連ね、さらに第7節に昨夏加入のエムボロが負傷により長期離脱を果たすと、再び出場機会を得ることになったものの、しかし膝の外側じん帯を損傷して離脱。結局シャルケは今冬、相次ぐFWの負傷を受けてギド・ブルクシュタラーの獲得へと踏み切った。

そしてそのブルクシュタラーはここまで、公式戦で8得点2アシストを記録。フンテラールはその後塵を拝する格好となっている。そんななか、フンテラールは母国のメディア『テレグラフ』紙に対して、「復帰してもう2ヶ月になるというのに、とても多くの試合で5分間プレーするために投入されてきた」と述べ、「何かを変化させなくてはならない、それは確かだよ」とコメント。「ベンチに甘んじるような性格ではないんだ。それはどのスポーツ選手にだっていえることだろうけどね」と言葉をつづけている。

ではいったいなぜ、フンテラールはベンチスタートがつづいているのだろうか?「それは監督に聞いてくれよ」と同選手。不透明な将来性、シャルケとの契約が切れること、延長オプションの行使はすでに不可能であることなど、退団を考えるには十分な理由がある。「契約最終年度ということは、つまりはシャルケでの最終年という意味だよ」

一方でマネージャーのクリスチャン・ハイデル氏は「彼が下した決断だ。我々はそれをアクセプトしなくてはならない」と述べ、「特にお互いでプレッシャーをかけあったということもない。クラースはシャルケで盛大に見送られることになるよ。彼はこのクラブのために素晴らしいパフォーマンスをみせてくれたのだ」と労をねぎらった。

アヤックスから2009年冬にレアル・マドリードへと渡り、その後ACミランを経由して2010年にシャルケへと加入した186cmのオランダ人FWは、ここまでシャルケでリーグ戦171試合に出場、81得点29アシストをマーク。

アヤックス戦での出場については、マルクス・ヴァインツィール監督がフンテラールの練習での姿勢、そしてPA内でのクオリティに賞賛の言葉を送ってはいるものの、「ブルクシュタラーはとてもいいプレーをみせている」と評価していることからも、再びベンチスタートという可能性が高いといえるだろう。

ケーラー「半々の戦い」


そのアヤックス戦を前に、若手DFティロ・ケーラーは「どちらが優位な立場にあるということはない。半々の戦いだと思うね」との見方をしめし、今回の抽選結果は「できれば小さなクラブがよかった」とコメント。アヤックスは国内リーグで、首位に勝ち点差1の2位につけており「今のリーグ戦でもいいところにつけているし。難しい抽選だよね。若くて才能があり、テクニックをもったとても危険にチームだよ」と言葉を続けている。

またシャルケにとってアウェイ戦は、リーグ戦ではここまで2勝4分7敗と鬼門ながら、ことヨーロッパリーグでは別の顔を見せており、た若きドイツ代表MFマックス・マイヤーは「リーグ戦ではあまりアウェイではいいところは見せていないけど、でもヨーロッパリーグでは違うんだよね」と述べ「それがアムステルダムでの戦いで後押ししてくれる部分でもあるよ」と語った。