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2017年10月03日

シャルケ期待のFWエムボロ、現役引退の危機に瀕していた

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先週金曜日には、およそ1年ぶりにシャルケの先発メンバーに名前を連ねたブレール・エムボロ。今回のレヴァークーゼン戦では、最終的には54分に交代を告げられており、特に目立った活躍をみせられなかった。だがそれでもシャルケはよしとしなくてはならない。何故ならばクリスチャン・ハイデル氏によれば、同選手は負傷をしたとき選手生命さえも危ぶまれていたという。

エムボロの負傷・・・、シャルケのファンであればおそらくは即座に、昨年10月に行われたアウグスブルク戦を思い起こすことだろう。その1週間前に行われたグラードバッハ戦にて、2得点をマークするなどクラブ史上最高額で加入したスイス代表FWはその真価を発揮しはじめていた頃だった。この試合でアウグスブルクのSBコンスタンティノス・スタフィリディスよりハード・ファウルを受けたエムボロは、足首とふくらはぎに大怪我を負い、その結果残りのシーズン全休を余儀なくされる。

そしてその際に、夏に移籍金2250万ユーロで獲得したばかりの当時まだ19歳だった同選手が、現役続行をも危ぶまれていたことを、マネージャーを務めるクリスチャン・ハイデル氏が明かした。「あれはサッカーにおける負傷のなかで、本当にひどい怪我だったんだ。」と週末にkickerに対して語った同氏は、さらに複数の専門家から「ブレールが高いレベルでサッカーを続けられるのか、その疑問の声さえあげていた」と振り返っている。

そういったバックグラウンドからも、ハイデル氏はこの日にみせたエムボロのパフォーマンス(kicker採点4.5)に対する厳しい声からも守る覚悟を持っており、「本来ならば守備に関する部分は彼自身のストロングポイントなんだ」と擁護。「批判は甘んじて受ける。私は彼がこれまでどういうことを乗り越えてきたのかを知っているのだから。」と言葉を続けた。「ミラクルを期待すべきではない」

そのためハイデル氏は、まだエムボロが万全になるまでには時間が必要だと強調したものの、しかしその一方でエムボロは、恐怖心を抱くことなく対人戦に臨む姿は明らかにみせていたとはいえるだろう。

そしてさらにエムボロは、この代表戦期間でも復活に向けて実戦経験を得られるかもしれない。スイス代表のペトコヴィッチ監督は、これから迎えるW杯予選に向けてエムボロを招集。10月7日にはハンガリー代表と、その3日後にはポルトガル代表との試合が控えており、ここまではグループ首位に立ち順調にロシアに向けて歩みを進めているところである。


なお代表戦期間に入り最初のトレーニングを行なったシャルケ04だが、ダニエル・カリジュリは「代表戦参加中での練習にはもう慣れっこだよ」と述べ、「少数人数で取り組むというのも楽しいものさ」と語った。

ただナビル・ベンタレブ(鼠蹊部)、フランコ・ディ・サント(足首)、マックス・マイヤー(感染症)の3選手も不参加となっていたのだが、しかしながらいずれも軽く、今週中にも練習復帰が見込まれている。