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2017年12月25日

ポドルスキが語る日本サッカー「Jリーグはまだ目覚めていない」「代表も停滞」

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 ケガで地元ケルンに戻っているヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、地元紙『ケルナー・シュタット・アンツァイガー』のインタビューで日本サッカーについて語った。

 日本での生活について聞かれたポドルスキは、これまで同様に治安の良さや日本人の礼儀正しさに居心地良く感じているようで、ドイツではほとんど体験できないスポーツの経験にも話が及んでいる。

「野球の試合にも行ったけれど、あれはファミリーイベントだね。子どもたちと行って、お土産を買って、観客席で1日中何かを食べるんだ。相撲は本当に興味深かったよ。舞台裏で、まげを結ったり、回しをつけたりする様子を見せてもらったしね。日本では、こういった伝統が未だに継続されているのは本当にクールだね」

 そして、ドイツ人の記者に対して日本サッカーの現状を説明。「日本のスポーツは、野球や相撲に注目が集まっているんだ。浦和レッズがアジアチャンピオンになった翌日でもスポーツ新聞の一面は競馬だった。浦和の記事は白黒写真の小さな記事だったんだよ」と文化の違いを話した。

 ただ、ポドルスキはJリーグの各クラブがこういった状況を変えるために動いていることも承知しており、ヴィッセル神戸の経営陣からは欧州との差を埋めるためのアドバイスも求められているという。それを踏まえて、日本サッカーについてはインフラが整っているからこそ、現在のJリーグの立ち位置をもったいないと感じているようだ。

 クラブが外国人の補強をすべきかという質問に、「優れた日本人選手たちをもっとよく見るべきだね。ポドルスキやメッシを1人を連れてくるだけでは、リーグは勝てない」と答え、自身の見解を続けた。「Jリーグはまだ目覚めていないんだ。多くのクラブはそれぞれ素晴らしいスタジアムを持っているし、ファンたちの雰囲気も素晴らしい。観客数も多い。ただ、『Jリーグはどこに向かおうとしているんだろう?』と思うんだ。マーケティングの部分が足りていないと思う。代表チームも停滞しているようだしね」。

 さらに、自身も移籍の可能性があったアメリカのMLS(メジャーリーグ・サッカー)については、「米国でプレーしている選手たちともたくさん話をしたけれど、良い話は聞かなかったな」とコメント。「移動距離は長いし、アウェイで連戦が続けば1週間は家に帰れない。芝は人工芝での試合も多い。決定的な違いはマーケティングだ。MLSはこの点でリーグ側が本当に多くのことをしている」とJリーグとの違いを説明した。


きんg

 


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