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2016年03月22日

ドイツkicker誌のキャップ「レーヴに選択肢はなかった」

Germany
.ドイツ代表
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ヨアヒム・レーヴ代表監督は、騒動が続くマックス・クルーゼの代表参加取り消しを決断した。これ以外に選択肢はもう残されていなかったともいえるだろう。


先週レーヴ監督はクルーゼに対し、「プロとしてあるべき行動をするように。ユーロのことをしっかりと考えて準備していく」よう求めていたばかりだった。


しかし大金をタクシーに置き忘れたという騒動が冷めぬうちに、またしてもクルーゼは騒動を起こしている。


当然ながらサッカー選手にもプライベートはあり、ベルリン市内のクラブで、28才の誕生パーティを祝う権利もある。しかし状況に目を向けることも必要だ。


レーヴ代表監督から伝えられた「準備」の中に、クラブで2時まで遊ぶことは含まれていなかったのではないか?


写真を撮られたくなければ、家で過ごせばよかっただろう。


週末のダルムシュタット戦で精彩を欠いていたのだから、それ相応の行動というものもあったはずだ。しかも、いまだ騒動の渦中にあったにもかかわらず。


だがこれによりレーヴ監督はもう、代表へのリスクを考慮し、決断を下さなくてはならなくなった。


2014にドイツ代表は、プロフェッショナルさとチーム内でのいい雰囲気をバックに、見事優勝を果たしたチームである。一流以外の選手に居場所などない。


確かにクルーゼは才能のある選手だが、しかしドイツ代表にとってなくてはならないほどの存在でもなく、ユーロでの成功はクルーゼ次第ということもない。


ただヴォルフスブルクでは、もう少し重要度は増してくる。しかしこのようなことが起これば、チーム内での立場は悪くなるものだ。


ファンが高額のチケットを支払い、雇用主が大金をサッカー選手に投じるのは、クラブで踊る姿を見るためではなく、ピッチで躍動する姿を見るため。


クルーゼはもっと自分の仕事に集中して臨まなければ、せっかくのキャリアに、私生活でのツケがまわってくることになる。

Ein Kommentar von kicker-Chefreporter Karlheinz Wild
カールハインツ・ヴィルト(kicker誌キャップ)