ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2017年09月18日

ヴォルフスブルクの新監督に、元マインツのマルティン・シュミット氏!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


月曜日にアンドリース・ヨンカー監督の解任を発表したばかりのVfLヴォルフスブルクだが、オラフ・レッベSDがすでに宣言していた通り、暫定監督を立てることなく後任監督を迎え入れることになった。その人物の名前は、マルティン・シュミット。昨シーズンまでマインツ05で指揮をとり、武藤嘉紀を指導した人物でもある。

2014/2015シーズンに、ヘルト氏の後を受け就任したカスパー・ヒュルマンド氏が、4勝10分7敗という成績で途中解任されると、第22節から当時マインツU23を率いていたマルティン・シュミット氏がトップチームへと昇格。

その結果、チームは最終的に勝ち点を40にまで乗せて11位で残留を確定。さらにその翌シーズンには、シュミット監督は勝ち点を50にまで積み上げて6位でフィニッシュ。見事、チームをヨーロッパリーグ出場へと導いた。

そして自身にとって初めてとなった欧州の舞台では、グループリーグ突破を決め、さらにリーグ戦でも前半戦の勝ち点は21と及第点の結果を残したものの、後半戦では思うように勝ち切れずに最後まで残留争いを演じる苦しい展開に。その結果、両者合意の下で解任となり、ここまでフリーの状態が続いていた。

レッベSDは「こんなにも早く決断してくれた」ことに感謝の気持ちを示し、「彼の経験と持ち味がヴォルフスブルクにマッチしていると確信している」とコメント。ティム・シューマッハ代表も「このタスクに向けて、正しい人選だ」と胸を張っている。

一方で、すでに午後から指揮をとったシュミット監督は「ヴォルフスブルクの監督ということで、思い悩むことは大してなかった。最初のコンタクトからサインまでは数時間しかかかっていない」と明かし、「数ヶ月前にも私に関心をもっていてくれたことは、すでに伝えられたことだ。あのときはマインツへの忠義から断りを入れさせてもらっていたが、しかし今はあまり悠長なこともいってられないが、これからのタスクを楽しみにしている。」と語った。


マルティン・シュミット(監督:ヴォルフスブルク)「またはじまるね、うずうずしているよ。もうトランクに荷物は詰めている。冬にも興味をもってもらっていたが、しかしクラブへの忠義を通したんだ。今回は私にとって次へのステップ。ここに来れて指導できるなんて素晴らしいことだよ。数日は案内してくれる人が必要だね。サッカーは編み物のようなものだ。情熱によって編み込まれた。朝おきて、頭をクリアにして、エネルギーを放出して、生きがいを感じる。それには2日で十分だよ。仕事、サッカー、情熱、それは私の得意分野とするところだ。フルメンバーが揃えばどんな可能性だってこのチームにはある。システムに関係なく、サッカーをすることができるよ。しかし私は多くの選手をボックス内に配置したいと思っている指揮官ではあるがね。しばらくは、アーノルドのキャプテンの話題については考えない。まずはどういうタイプなのかを知っていくことが先決だろう。私としてはチームとしての一体感を求めている。アーノルドについては、まだ何も決めていない。ヨンカー前監督については、まさか今、私とコーヒーを飲みたいということはないだろうが、しかしいつか一緒に話し合う機会を得られたらと思う。私は彼の仕事についてとても評価しているんだ。ヴォルフスブルクの監督になったこの日は興奮の1日だよ。」


オラフ・レッベ(SD:ヴォルフスブルク)「ここまでの流れが我々にとって思っていた感じではこれなかった。決断は決して容易なものではない。しかし正しい方向に向かっていないこと、そしてそれにリアクションしなくてはならないことは明らかだった。納得できる試合はなかったよ、安定感を我々は必要としていたのだがね。主将の問題がピッチに大きな影響を及ぼしたか?それはわからない。しかし落ち着きのなさを生むポイントにはなっただろうね。シュミット監督はとても明確にプランを持っているし、戦術的なヴァリエーションをもった人物だよ。もちろん彼はカウンターサッカーでも知られているけどね。システムに関する議論はとりあえず横に置こう。選手たちは合わせていくだけの能力をもっている。シュミット監督については冬にも獲得をめざしたが、私のタスクは市場をつねにチェックすることだから。日曜日に再びコンタクトをとり、以前に話し合っていたから流れはスムーズだったよ。この時期での交代はリスクよりチャンスが大きいと思っている。駆け引きのようなことは間違いだと思うし、むしろ一貫性をもってやっていくべきだとSDとして考えているよ。この悪い流れについては責任を感じているが、しかし退任することは考えにはない。1年で4人目の監督だが、それを考えると心が痛いね。しかしヴォルフスブルクがカオスにあるクラブの1つとは思わない。我々はその辺りに取り組み、再び落ち着きを取り戻して、継続性をもちたいと思うよ。」


フレドリック・ユングベリ「1年も経たずに去るという残念さはあるけれど、でもこの時間についてはとても誇りをもって振り返ることができるよ。これほど才能ある選手たちと取り組むことができたし、情熱的な忠誠心の高いファンのサポートを受けてきたんだ。それが1部残留へと導いてくれたよ。しかし開幕から4試合で、しかもまだ12位という段階で監督交代が行われてしまうなんて。これが現代サッカーというものだね。ここを去りたくはないけど、でも首脳陣の判断はリスペクトしている。それでもここを後にするのは残念だよ。ただクラブがくれたチャンスに感謝しているし、次のチャレンジを楽しみにもしている」


  • ブンデスリーガ・各チーム情報