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2017年10月24日

ヴォルフスブルクの思わぬ当たりくじ!20歳のウドゥオカイ

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これまでにもヴォルフスブルクは、大金をはたいて積極的に選手獲得へと動いてきた。今夏も課題となっていたセンターバックの補強として、ヘルタ・ベルリンから移籍金2000万ユーロで米国代表アンソニー・ブルックスを獲得。昨季に最大1500万ユーロの移籍金で獲得したオランダ代表ジェフリー・ブルマとCBコンビを形成している。

だがそのブルックスもブルマも負傷により共に長期離脱。代わりに急遽、コンゴ代表マルセル・ティスランドをレンタルで獲得し、ロビン・クノッヘとのセンターバックコンビで事態の打開をはかった。

しかしその裏で開幕から9試合すべてで出場を果たし、そのうち8試合でフル出場を果たしている若手CBがいる。20歳になったばかりのフェリックス・ウドゥオカイだ。昨季に2部から降格した1860ミュンヘンより移籍金わずか100万ユーロで加入した同選手は、当初は徐々にチーム内で成長させていく方針だったものの、相次ぐCBの離脱により思わぬ形で出場機会を獲得。

対人戦での強さと、ボールに対する冷静沈着な対処、そして中盤への積極的な押し上げと、そのなかでかいまみせるテクニックも踏まえ、ロビン・クノッヘを抑える形で先発出場を続けることに成功、先日のホッフェンハイム戦では食うチュセンでの強さもみせて同点弾を叩き込んでいる。

試合後は「無駄な警告も受けてしまった」と反省の弁を述べたウドゥオカイは、得点シーンについては「完璧にボールを入れてもらったから」とコメント。「まだまだいっちょまえのブンデスリーガーではないし、主力選手でもないんだから」と謙遜した姿勢をみせ、「どの試合でも僕にとってはハイライトさ。負傷者による恩恵もあったし、いい経験をさせてもらっている。いいこともわるいことも含めてね」と語った。

確かにこれからはブルマとブルックスの復帰が迫っており、ティスランドも含めた争いは激しさをましていくことだろう。だが少なくとも次戦に関して言えば、ブンデス初得点をあげ勢いにのる若手選手を外すことは考えにくく、ウドゥオカイとしてはこれからも引き続き好パフォーマンスをみせて存在感を示していきたいところだ。


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