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2018年04月05日

ラバディア監督、ユヌス・マリのメンバー外に「心苦しい」

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先週末にはヘルタ・ベルリン戦に向け、19人のメンバーで敵地へと乗り込んだヴォルフスブルク。しかしそこからベンチメンバーより外れたたった一人の選手が、前任者のシュミット監督、そしてその後を受け継いだラバディア監督の下でも主力を担ってきたユヌス・マリだったのである。

今季は第26節までわずか1試合の欠場となっていた同選手だったのだが、最近5試合のkicker採点平均で見れば4.4と低調なパフォーマンスが続いており、特にホッフェンハイム戦でkicker採点5をマークしたその次のシャルケ戦では、マリは90分間ベンチを温め続けたことからもベンチ外はある程度は想定できたことだとはいえるだろう。

特に今回ラバディア監督がヘルタ・ベルリン戦であえてマリを外した理由、それはシステムを4−3−3として中盤に2枚のCMFを配置したためであり、そのためマリと同じプレイメイカータイプもダニエル・ディダヴィもまた先発から外れた。しかしながらその布陣でもオフェンス面では効果はみられずに、後半開始からディダヴィを投入。最終的には無失点での痛み分けに終わっている。

ラバディア監督は、マリの心境を思いやっており、「失意はまったくもって理解できるものだし、いつだって話し合いの用意はある。だが監督の決断については、選手は受け入れなくてはならないものだ」とコメント。これから負傷者リストから選手たちは復帰していくにつれ、指揮官はさらにタフな決断を迫られることになるが、「とてもタフなものだし、何も楽しいことなんてない。選手たちにとっては最悪のことだろうし、私にとっても気分のいいものではないよ。」と言葉を続けた。

ただ重要なことは、それでもチーム内の雰囲気が損なわれないようにすることであり、「チームのことよりも、自分のことを優先するようなことがあれば、それは悪いシグナルを送ることになるよ。」と指摘。ただこれから増していくであろうオプションについては「我々には定位置争いが必要なんだ」と指揮官は語っている。

なお今節対戦するフライブルク戦では、前半戦でヴォルフスブルクは3−1で勝利。そのうち2得点を決めたのは、そのユヌス・マリだったが、果たして今回は出場のチャンスが巡ってくるのだろうか?


 


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