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2018年04月13日

VW社の権力争いとブンデス残留争いに揺れるヴォルフスブルク

VfL Wolfsburg
VfLヴォルフスブルク
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現在ブンデス1部残留争いの真っ只中にあるVfLヴォルフスブルクだが、その一方でヴォルフスブルク市はここのところ、親会社であるフォルクスワーゲン社の権力争いの行方に注目が集まっている。特にVfLヴォルフスブルクで相談役会会長も務めるフランシスコ・ハビエル・ガルシア・ザンツ氏については、おそらくはフォルクスワーゲン社を退社へと追い込まれるとみられ、さらにハンス=ゲルト・ボーデ氏や、いつも本拠地の試合で時折姿をみせていたフォルクスワーゲン社のマティアス・ミュラーCEOも退陣の危機に瀕しており、今後はまだ不透明となったままだ。

特にガルシア・ザンツ会長については、ヴォルフスブルクの100%親会社であるフォルクスワーゲン社の役員を務めており、相談役会会長としてクラブの決定に大きく関与してきた人物だ。しかしその同氏が今、これから改革を推し進めていくであろうフォルクスワーゲン社からの退社へと追い込まれている状況にあることから、VfLヴォルフスブルクとしても大きな影響を受けることが必至だ。今後のクラブの方向性は?誰がクラブの役員を担うのか?批判の対象となっているレッベSDの今後は?誰がこれからのクラブ上層部を形成していくのか?今ある貴重な時間は、フォルクスワーゲン社の混乱によって、いたずらに過ぎ去っていくのみだ。

その騒動の最中に置かれている、今季途中から就任したブルーノ・ラバディア監督は、「ヴォルフスブルク市にとって、この問題でもちきりになることは決して驚くようなことではない。フォルクスワーゲン社がこの街の中心なんだから」と理解を示しつつも、それでもこれから迎えるタスクに対して「100%集中すること」を要求。「このことに巻き込まれないようにしなくてはならない。もちろん選手たちにとっても気がかりでがあるだろう。私のタスクとしては、そのことからできるだけ距離を置くようにすること。その話題に触れる必要があれば最小限に止めるということだよ。ピッチで集中してプレーすること、我々がこのクラブで行えるサポートはそれしかないんだ」と語った。


 


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