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2021年03月19日

ビーレフェルト、苦しい財政状況に「我々だけの力では・・・」

DSCアルミニア・ビーレフェルト
DSCアルミニア・ビーレフェルト
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 「かつてビーレフェルトでは、今とは全く異なる、眠れない夜も過ごす日々もあった」そう振り返ったのは、アルミニア・ビーレフェルトで競技部門取締役を務める、サミ・アラビ氏だ。実はビーレフェルトにとって来季のライセンス取得を果たせるということは、リーグ優勝はカップ制覇のような盛り上がりで、祝杯をあげるほどの時期がそう遠くない過去で見受けられていたのである。

 だが今となっては、ドイツサッカー連盟へと書類を提出する気持ちは「まったく違うね」とコメント。「我々は年々成長をみせ、安定感を増してきた。今年はもう準備はできていて、滑り込みなどならずにすむ」と語った。「1部、2部ともにライセンスを交付してもらえるだろう。無論、できることなら前者で戦いたいが」

 2017年には倒産寸前まで追い込まれていたアルミニア・ビーレフェルトだが、ウーヴェ・ノイハウス監督就任から快進撃をみせ、一躍ブンデスリーガへと昇格することに成功。このままブンデスリーガでの戦いが続くならば、財政面でそれに伴う資金の保証が得られるという意味でもあり、特にこのご時世では尚更に意義深いもの。事実その恩恵で、今回は赤字転落を免れた。

 それでも財務状況の悪化は避けられず、このまま無観客が続けば1200〜1500万ユーロの減収が見込まれることに。そのため人件費予算を400万ユーロ削減、厳しい節約プログラム、投資の停止、選手や経営陣のサラリーカットなどのような対応をみせているところ。

 一方で地元のパートナーからは、すでに合意されたスポンサーシップの支払い維持で合意を得ることに成功、加えてアレナへの賃貸料も大幅に減額がなされている。さらにクラブ側は、VIPルームの予約者に対して支援を訴えており、「2年前のような状態に戻さないようにすること。ただそれは我々の力だけでは、どうしようもない」と語った。
  


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