ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年05月25日

レンタルで加入の堂安律「ビーレフェルトが大好き」

DSCアルミニア・ビーレフェルト
DSCアルミニア・ビーレフェルト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 そして、彼は1人の英雄となった。先週土曜日に行われたVfBシュトゥットガルト戦にて、得点を決めた堂安律は昇格組として臨んだアルミニア・ビーレフェルトの1部残留を、決定的なものへとして見せたのだ。

 それは堂安にとって、全リーグ戦34試合に出場したその最後の試合であり、そしてその今季5得点目は、その中で最も価値のあるゴールとなった。「そうだと思います」

 そう語った日本代表は、開幕戦を除き訪れることのできなかったファンたちへ、「このゴールは自分のためではなく、アルミニアのファンたちのためのものです」とメッセージを送っている。

 間違いないだろう。シュトゥットガルトで決めたゴールは、勝利を決定づけるものであり、降格圏内への不安を払拭するものであり、同じくこの日に得点を決めたファビアン・クロスと共に、堂安はこの日、1人の英雄となったのだ。「ブンデス残留に貢献できて、とてもうれしいです」

 今回の決戦を前に、「少し緊張した」という日本代表の表情には安堵感がみてとれ、「僕たちは残留に値するチームだと思うます。とにかく自分たちを信じ続けていたし、勝ちたい気持ちを持ち続けていました」とコメント。「ブンデスでプレーする機会を与えてくれた」クラブへの感謝も表した。「このクラブが大好きです」

東京五輪、そしてその後は?

 そしてビーレフェルトの右サイドを活きいきと駆け回る、トリッキーな左利きのドリブラーは、この夏に母国東京にて開催されるオリンピックの代表メンバーへと選出される可能性がある。そしてそれからは?来季でも待つビーレフェルトでのブンデスでの旅に、堂安も同行しているかどうかは未定のままだ。
 
 確かにPSVアイントホーフェンと結ばれたレンタル契約には買取オプションが付随しており、アラビ競技部門取締役によれば金額は500万ユーロ弱だという。「サラリーと合わせて、我々の予算の2・3割を占めている」

 このようなプロジェクトは、外部からの協力なしには決して実現することなどできない。ただ移籍金の減額や、再レンタルなど、再交渉が行われる可能性もあるだろう。 
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報