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2022年01月12日

奥川雅也「あのシュートは練習で何度も積み重ねたもの」

DSCアルミニア・ビーレフェルト
DSCアルミニア・ビーレフェルト
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 突如として主力選手の1人へと躍り出た、いまやチーム最多得点をもマークする奥川雅也は、まさに今シーズンのアルミニア・ビーレフェルト全体を象徴する存在とも表現することができるだろう。そして週末に行われたSCフライブルク戦もまた、それを象徴するかのうような一戦となった。ハーフタイムまでに2点を許すなど大きく出遅れたビーレフェルトだったが、その後に持ち直して2点差をおいつき、一時は絶望的かにも思われたが、今季3位と好調なチームを相手に勝ち点1の確保へと成功している。

 「0−2から2−2にできたことは、もちろん喜ばしいことです」と、その反撃の口火となるゴールを決めた奥川雅也はコメント。「でもタフな試合で、チーム全員が試合にはいっていくのに、随分と時間がかかってしまいました」と振り返ったように、ビーレフェルトはシーズンでみせている戦いと同様、開始からなかなかエンジンがかからなかった。今季の初勝利は第11節まで待たなくてはならず、その後も苦しい戦いが続いたものの、前半戦の最後2試合で勝利を飾ったことで、希望をもってなんとか年越し。

 そしてそのボーフム戦、ラプツィヒ戦にて決定的な役割を果たしたゴールが、11月のシュトゥットガルト戦以来リーグ戦8試合中6試合で得点に直接絡んだ(5得点1アシスト)奥川によって生み出されたことは、もはや偶然の産物などと呼ぶことはできない。それまでkicker採点平均4.1と不振が続いた奥川だったが、突如として起死回生を目指すチームにとって不可欠な存在へと成長してみせたのだ。

 今回のフライブルク戦でのゴールについて、奥川は「前半でも同じような場面がありました。このシーンはトレーニングで何度も練習しているもので、とにかくうまくいってとても嬉しいですね」とコメント。ただその一方で、「ここ数試合はとてもいい試合をみせていたし、それを継続していればあんな状況に陥ってはいなかったはず」と出だしのつまづきについても指摘。「後半には気を引き締めて、強い意思で勝ち点を手にした」ことを強調しつつ、今後に向けた「自分たちへのいいシグナルになる」との見方を示した。
  


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