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2022年04月20日

奥川所属のビーレフェルト、クラマー監督を解任

DSCアルミニア・ビーレフェルト
DSCアルミニア・ビーレフェルト
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 奥川雅也が所属するアルミニア・ビーレフェルトは既報通り、フランク・クラマー監督の退任を正式に発表した。日曜日に喫したバイエルン・ミュンヘンでの敗戦含め、最近7試合でわずか勝ち点1のみにとどまったことから、遂にビーレフェルトは再び自動降格圏内へと転落。

 そこからの巻き返しを期すためビーレフェルトでは、クラマー監督とグルエフACを解任し、代わりにマルコ・コストマンGKコーチを監督に昇格させることを判断。その脇をシュテファン・クライネハイスマン、セバスチャン・ヒレ両アシスタントが固めることになるという。

 「フランク・クラマー氏は昨年、このクラブをブンデス残留へと導いてくれた。」と語ったアラビ競技部門取締役は、「今季序盤の波乱の後、我々はうまく危機から脱することができたものの、最近では調子をなかなか戻すことができていない」と説明。「幾度となく集中的に議論を重ね、現状を分析した結果、既存の体制で再浮上を果たすことは不可能と確信した」と述べている。

 「私たちとしてはブンデスリーガ残留に向けて刺激を与えていきたいと考えている。それこそが私たち全員が目指すところであり、今はとにかく過去を振り返ることなく、前を向いていかなくてはならないんだ。関わっていく全ての人たち次第であり、ピッチの内外における言い訳を探すような時間などないよ」

 一方でクラマー氏は「選手、スタッフ、コーチ陣、役員のみなさま、ファン、そして全てのビーレフェルト関係者のみなさまに、信頼と密な協力に感謝の気持ちを伝えたい。昨季ではあのような状況からブンデスリーガ残留を果たすことができた。アルミニアにはこの大きな目標を達成できる力があると確信している。このチームを信じ、そして応援している」とエールを送った。

 2021年3月よりブンデス昇格に導いたウーヴェ・ノイハウス監督のあとを受けて就任した同氏は、当時現在と非常に似た状況に陥っていたクラブを、それから4勝5分3敗と盛り返してなんとか安全圏内に滑り込み1部残留を達成。

 ただ今シーズンはここまで5勝11分12敗と苦しい戦いが続いており、前節では残留を争うヘルタがアウグスブルクとの下位決戦を制して安全圏内に浮上。最近7試合で勝ち点1にとどまったビーレフェルトは再び自動降格圏内に転落し、入れ替え戦となる16位(シュトゥットガルト)と勝ち点差1、ヘルタとは3にまで拡大していた。

 そしてこれからの4試合で残留を目指し戦っていくことになるのだが、そのヘルタとの直接対決以外の残りの対戦は7位ケルン、12位ボーフム、ELとドイツ杯で生き残ったままの3位ライプツィヒ。

 シュトゥットガルトもそのヘルタ戦に加えて、13位ヴォルフスブルク、おそらく優勝確定済みのバイエルン、そしてケルン戦へ。一方のヘルタはシュトゥットガルトとビーレフェルトとの下位直接対決に加え、9位マインツ戦、そして最終節ではCL出場権獲得済みのドルトムントと対戦する。
 


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