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2020年05月20日

アウグスブルクの新守護神から一転、苦境に立たされたコウベク

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 先週同曜日に行われたブンデスリーガ再開初戦、VfLヴォルフスブルク戦にて明らかとなった確かなことは、新たに就任したハイコ・ヘアリヒ監督もまた、前任者のマルティン・シュミット前監督と同様に、アンドレアス・ルーテを先発に、トマーシュ・コウベクをバックアップのままとする判断をしているということだ。果たして27才のチェコ人MFに、アウグスブルクでの明日はあるのか?

 本来、コウベクは昨夏に、移籍金750万ユーロという高額な投資により、仏1部レンヌからアウグスブルクへと加入していた。そのこと自体も問題視されていたが、さらにコウベクは失態を繰り返しており、数ヶ月にも及んだ議論の末、3月には遂に先発の座を失う結果となっている。マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は、「全選手が精力的に取り組み、監督を悩ませて欲しい」とコメント。

 同氏は3月の時点でも強調していたが、「加入初年度に苦労しながら、その後に数年間にわたりクラブで主力をになってきた選手をたくさん目にしてきた。なかにはミスを指摘されていた選手たちだっていたよ」と述べており、少なくとも公に対してはまだコウベクへ固執しているところ。だが一方でこのままでは、巨額の投資がベンチに注がれる危険性もあり、一方で売却を目指すにしてもコロナ危機による打撃から厳しい状況にもおかれている。

 コウベク自身は2024年までという「5年契約で加入している。クラブは長期的に僕を必要としてくれていることをみせているし、僕自身は逃げる理由などないと考えている」と語ったが、再起をかけたヘアリヒ新監督就任からも続くこの苦境に、果たして心変わりは起こるのだろうか?
 


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