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2021年03月09日

ペデルセンの不必要なファウルに、苛立つアウグスブルク

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 もしも週末に行われたヘルタ・ベルリン戦にて勝ち点を収めていれば、FCアウグスブルクは残留争いからの脱却に向け前進を遂げていたかもしれない。そして実際にそれは、試合終了間際のマッズ・ペデルセンによるPK献上さえなければ、十分に1−2での敗戦を回避することは可能だった。試合後、ロイター競技部門取締役は「非常に失望しているよ。最低でも勝ち点1は得られたのだ。」とコメント。

 特に負傷離脱中のイアゴの代役を務めている左SBは、そのファウルをおかしたトゥサールの前に仲間のケディラがついている状態だったにもかかわらず、致命的なタックルをおかしてしまっており、ケディラは「たとえトゥサールがその後に2歩あるこうが、確かなコンタクトがあった以上PKも仕方ない」と説明。「マッズは取れると思ったのかもしれないし、そういうこともあるけど、これは判断ミスで不必要なことだった」と言葉を続けている。

 さらにロイター氏は、「突っ込んでいく理由がわからない。ラニがちゃんと相手についていたというのに、そこで敢えて接触プレーを試みてまで、相手にチャンスを与えてしまうなんてことは、全くもって不必要なことだよ」と批判。特に今季だけで6度目のPK献上ということからも、「我々はもっと、PA内でうまくプレーしないといけない」と要求した。

 一方でヘアリヒ監督は、この日のペデルセンがそもそも、対峙するルケバキオやゼーファイクらに苦戦を強いられていることを察知しており、「すでに交代選手を用意していたんだ」とのこと。いざこれから交代という、その直前にPKの献上へと繋がっただけに、「本当に苛立ちを覚える」と、悔しさを滲ませている。

ニーダーレヒナー「受け身になりすぎ」

 ただそもそもアウグスブルクは、今回の試合で開始わずか109秒で先制点を奪ったものの、それでも試合の主導権を握ることはできなかった。特に「今はうまくいかず自信を失っているチームを相手に、これだけ早い段階でリードを奪えば、もっとうまく活用できないと」と、フロリアン・ニーダーレヒナーは指摘。「あまりにも受け身になりすぎていた」と付け加えている。攻勢に転じるどころか、むしろ引いてしまったのだ。

ギキーヴィツ「僕には2つの目標がある」

 守護神ラファル・ギキーヴィツも、とくに「後半は受け身に構えすぎていた」と指摘し、「オフェンス面で物足りなく、相手よりもミスを多くおかしていたよ」と説明。とにかく今はこのまま残留を果たして、「ブンデスリーガの舞台で戦い続けたい」と意気込みをみせる。そしてさらに「僕には2つの目標がある」と語ったようにベテランGKとしては、この夏のユーロ参加に向けて、ブンデスで無事残留を2シーズンを連続で守り切り、そしてポーランド代表への復帰にも繋げたいところだ。
 


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