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2017年10月31日

ブレーメン、解任へとつながったヌーリ監督の迷走

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昨シーズン途中からヴィクトル・スクリプニク前監督のあとを受け、ブレーメンU23からトップチームへの監督に昇格したアレクサンダー・ヌーリ監督。就任当初こそ4勝4分9敗と苦しい出だしとなったものの、前監督の下で崩れていたストラクチャーの立て直しはすでに感じ取れており、それは守備の要ラミーヌ・サネも認めるところだ。

その後に11戦未勝利と見事V時転換を果たしたヌーリ監督は、国営放送ZDFのTV番組に出演して前任者のチーム編成についてチクリ。「選手が多すぎて、不満を抱えている選手がいすぎたんだ」と述べ、さらにコンディション面についても批判を展開している。

だが今シーズンに入ってからは、監督ライセンスで同期のユリアン・ナーゲルスマン氏がバイエルンの後任候補に名前が浮上するなかで、ブレーメンは開幕から10試合つづけて未勝利。昨年4月以来、半年にわたって勝利から見放されるという事態にまで発展した。

確かに今夏にブレーメンは、選手数を削減し苦しいやりくりを強いられたという側面はあるだろう。特に負傷などでCBCFではあまり選択肢がなかったかもしれない。だがそれではなぜカルディローラやヨハンソンを起用しなかったのか?若手マネーはなぜ、下部チームに送致したままだったのか。昨季はむしろハイロヴィッチやマネー、M.エッゲシュタインらをオプションとして加え選手層を増していたことを踏まえれば、これはあまりにも皮肉な結果だ。

さらに大きな転換点となったのがハンブルガーSV戦である。この試合を境にして、ヌーリ監督はそれから次々をフォーメーションを変更していっており、それは試合中にまで及んだのだ。確かにセットプレーの専門家であるブルンスACがチームを後にしたことも影響したかもしれないが、いずれにせよマネージャーを務めるフランク・バウマン氏曰く「なかなか答えを見出せない」戦いを、ブレーメンは1年がたって再び露呈していたということである。

しかしながらそれでもなお、ブレーメンは1年前と比べれば、ヌーリ監督の取り組みなどによりまだマシなベースが手元に残されていることは確かだ。果たしてここからどういったたてなおしを見せていくのか。後任監督については、今度の代表戦期間を視野に入れていることをバウマン氏は明かした。


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