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2018年11月05日

大迫勇也の交代にも見て取れた、コーフェルト監督の消極性

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 わずか1週間前まではバイエルンを上回る3位につけていた、ヴェルダー・ブレーメン。チームからは欧州の言葉も口に出される好調な戦いをみせていたのだが、しかし前節ではここまで苦しい戦いが続いているバイヤー・レヴァークーゼンに6−2と大敗。

 さらには週末に行われた1.FSVマインツ戦では、ここまで5得点とブンデス最少得点を記録していたチームに対して2失点を許して、下位との連戦で連敗。順位は6位にまで低下した。確かにシーズンを通じて気の緩みも出ることもあるだろうが、しかし大敗後の一戦でみせた戦いぶりはサプライズと表現できるものだろう。

 フロリアン・コーフェルト監督は「どこに問題があるのかがわかっていれば、すでにそこに手をつけているさ」とコメント。メンタル面での影響については、「レヴァークーゼン戦での大敗が陰を落とすことはない。むしろ意気込みすぎたら、どうしようかと思っていたほどだ。だがそれも見られなかったがね」と言葉を続けている。

 ただもしかするとコーフェルト監督自身が、レヴァークーゼン戦での大敗後にもチームに対して厚い信頼を強調しすぎたことが、選手たちの危機感をそこまで煽らない結果となってしまったのかもしれない。

 そういった姿勢は采配にもみてとれ、たとえば前々節のレヴァークーゼン戦では、試合当初から若手DFマルコ・フリードルの出来がかなり悪いことは明白だったにもかかわらず、スケープゴートを避けるためか前半終了までプレー。最終的には大敗へと繋がる結果となった。また今回の試合でも非常に状態の悪かった大迫勇也を、早い段階から交代させてはいるものの、しかしながらそれは0−2となってからのこと。もっと早く動いてもよかったとはいえないだろうか?

 そこではここのところアピールをしている、若手FWヨハネス・エッゲシュタインが、主力陣を脅かす存在として活用できるだろう。さらにシステム変更についても検討することになるかもしれない。そもそも大迫勇也は真ん中でのプレーを得意とすることは明らかであり、それはハルニクについてもいえることだ。

 ただウィングのオプションに目を向けて見ると、カインツはコンビネーションプレーでしばしば判断ミスを露呈。そのためマインツ戦の後半から採用した中盤をひし形に組む形での4−4−2、または3−5−2システムとして2トップを形成することも考えられるだろう。
 


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